Pumpkin Scissors Episode:22

やっべー、前回と大違いでメッチャ面白ぇ!
やっぱり長かった前口上はこの為か。

どうやらレオニールには倫理観や生命観というもの危うい様子。
自分と対等の者が居なかった為、それを学ぶ機会が無かったらしい・・・
という事で仮面の男も出てきました。どうやら政府の高官らしいです。

悪を裁く為には全てに平等にならなくてはいけない。
裁判官と同じで、公平をきす為に片方だけに寄る事はしてはならない。
・・・自分と同じ貴族達に付く事も、守りたい平民達に付く事も赦されない。
そんな生き方、理解してくれる人は少ないだろう。
だからこそ、貴族でも平民でもなく――おそらく軍人ですらないパンプキンシザーズ』だけがアリスの傍に居てやれる
ああ、そうか。
貴族を粛正しようとしている貧民も、「階級を盾にして好き勝手している奴ら」なんだよな。
集団でしか何も出来ず、ファシズムに酔った奴ら。
・・・それは『悪』だよな。

オーランドはアリスを神聖視していた。
だけど本当は・・・どうにもならない不条理と、「狭間」で苦しんでいる悲しい女性だった。
そんな人に自分は寄りかかっていた。
その事に気付いたオーランドは、アリスを守る為に戦う決意をする。
――例え「悪夢」に取り憑かれても、自分の持った「最大の武器」を使って。
そしてオーランドは人の心を持った悪鬼と化した。

おそらく普通の人にとっては、ATTは「不気味なモノ」としか写らないだろう。
だけどジャンのようなプロにとっては「恐怖」そのものだろうな。
強大な戦闘力を持った「鬼」が、一切の事を無視して自分を殺そうとだけしてくる。
いわゆる「冷静な狂人」って感じか。
ちなみに、アランの眼鏡は剣戟を防げる程硬い模様。おそらく視力矯正の為ではなく、目を守る為に付けていると思われる。
ということは、ジャンの眼鏡もそうなのかな?