天保異聞 妖奇士 説二十一

今度の妖夷は吸血鬼
インドでヴァンパイアのミイラを入手した様だけど・・・本物なんだろうか?
「いわく付き」のモノなら何でも良かったのか、それとも本物だから妖夷になったのか・・・
やはり妖夷に「人」の存在は不可欠らしい。
・・・予想通りなのかなぁ。

ああ・・・嫌なモノを見てしまった。まさに悲劇だ。
妖夷『西牙』・・・こいつの目は『駁(はく)』と同じ「人間の目」だ。
アビの言う通り、人の心は無くしていたとしても、妻を捜す知性は残っている。
――人と妖夷が同化したモノ。『駁』と『西牙』に違いなんてあるのか・・・? 在ったとしてもどうやって定義するんだよ・・・
明楽の妻と犠牲になった娘達には同情するが、明楽に同情する気持ちなんて無い。
・・・江戸元閥の言う事は分かるけど、納得出来ないな・・・
明楽も被害者じゃないのか? ――例え「そういう仕事」をしていて、「死ぬ」覚悟がなければいけないとしても。
もしその事が原因なら、妻だって覚悟するべきじゃないのか?

鳥居耀蔵は『西の者』の存在を隠したいらしい。
何故鳥居が? 『西の者』って何者なんだ? 鳥居は何を知っている?
それに元閥も「あなた様方は・・・」って『西の者』を呼んでたし、「逃れられない」とも言っていた。
元閥本人と関わりがあるか、神社関係で繋がりがあるのか?

妖奇士、三月いっぱいなのかよ!?
ルルーシュとかBLACK LAGOONみたいに、間を挟んでまた再開してくれないかなぁ。
つーかルルーシュもだけど、あと2・3回で本当に締められるの??