Pumpkin Scissors Episode:20

護ろうとしている人々が敵となる。
ああ・・・カイルロッド*1や小笠原放三郎*2を思い出すなぁ。
しかしその苦悩はオーランドだけでなく、アリスやオレルド、マーチス達陸情三課の面々が通過してきた事だったのか。
それも戦争終結直後はこんなものではなく、軍への「全ての負の感情」の矢面に立たされる様なものだったらしい。
それでも彼等は、同じ志を持ち続けている・・・

そうだった。そういえばそうだった。
オーランドもHTTのハンスと変わらなかったんだ。
――彼は恐怖や苦痛を「勇気」で克服しているわけではない。
HTTが麻酔で不感症になっていたのと同じく、何かしらの方法で感じなくしているだけだ。
人としての脆さ故に、ATTに「なっている」時の自分に恐怖する。・・・それに負けた時、彼等はどうなる?
只の化物になるのか・・・廃人となるのか・・・

ステッキン曹長は「異常天才」な模様。
ドジばっかりで、2桁の足し算さえ間違ったりするらしいが、その代わり経済管理庁の報告書をパッと見て、どれぐらい横領しているかとかは簡単に計算出来るらしい。
う〜ん。ある意味やっぱりって感じだね。

*1:〈卵王子〉カイルロッドの苦難

*2:天保異聞 妖奇士