Pumpkin Scissors Episode:17

前言撤回です。半分撤回です。
やっぱりコネリー少佐はいい人じゃありませんっ
たしかにコネリー少佐は、横領などで私腹を肥やす人じゃありません。
だけど国の為なら――軍の為なら外道にもなれます
「ファイル」を探していたのは、軍の資金繰りの為にヒンメルの流通ルートを根刮ぎ奪う為か。
難民を食い物にしても平気なんだな・・・くそっ!

逆に分からなくなったのはカウプラン女史。
彼女がHTT用に作った保護液は、麻酔作用だけでなく皮膚呼吸の代理機能も持っていた*1
・・・もしかして、保護液は皮膚が再生するまでに使用する治療薬として作られたのかもしれない。
カウプランはハンスのことを憶えていたのか、それとも実験台の1人にすぎなかったのか・・・
・・・そうか・・・ハンスは防護服を脱がないんじゃなくて、脱げなかったのか・・・
『インヴィジブル・ナイン』のHTTにも、仲間達が居て、良い思い出が在ったんだ・・・

よくある任務終了後の何気ない会話、笑い合う隊員達。
――その温かい記憶は惨劇で閉じられている。
防護服を脱ぎ保護液から解放されたHTTは、一気に火傷が悪化して死んでしまう
それを見てしまったハンスは、ずっと防護服を着続けた。
「人」としての生活を捨て、肉体から感覚が消え、心から温もりが消えていく事が解っていても・・・着続けるしかなかった・・・
ハンスが火を見て温もりを感じていたのは、その時だけ昔の任務を――仲間達を思い出せてたからか・・・(⊃△`。)

*1:実際は、皮膚呼吸なんて人間はしていない。そして火傷の死亡原因は、体液不足と熱による内臓凝固らしい。なので、皮膚呼吸の代理ではなく、体液の補充(もしくは体液生成の促進)と冷却作用があったと思われる。