天保異聞 妖奇士 説十六

以前出てきた五郎太と新三郎が再登場。
使い捨てキャラじゃなかったのは嬉しいけど・・・このままキャラが増えていって大丈夫かな?
んで、その時の伏線、『蓬莱』が発動!!
以下はそのまとめ。

  • 宰蔵の扇を作ったカラクリ師の名前は『マスラオ』という『機の民』。
    『機の民』とは『山の民』などと同じ『古き民』の一つで、義務と権利を捨て自由を選んだ人々。
    しかし役人からすれば浮民と変わらない厄介者。
    アビが往壓に対して初めから親しかったのはこの為かも。
    • 『蓬莱村』とは、やはり『蓬莱』のことだろう。
      一説には 蓬莱=日本 ともあるが、その日本の内にある村だし・・・もしかして本当の蓬莱なのか!?
  • 『古き民』は昔から妖夷を地の神―――国津神?―――として崇めていた。*1
    その神を殺し続けてるアビは、『古き民』にとって決して許されざる存在。
    なお、『山の民』は死んだ妖夷を御馳走として食べていたとの事。
    ・・・大丈夫なのかな? 他の物が食べられなくなるんじゃ・・・。

「何か」に狙撃される跡部と阿部。
スナイパーライフルなら可能だが、もちろんこの時代には存在しない(・・・たぶん、ね)。
小笠原放三郎は、小さい妖夷が弾丸並みの速度で動いているのでは? と予想するが・・・確かにそういう妖夷がいてもおかしくないよな。
もしくは弾を撃つ妖夷とかもいそう。列甲みたいな感じの。

凶器は、紙で作られ空気圧で弾を飛ばす『気砲』だと発覚。
何この武器!?!?
「相棒」でも圧縮空気を使った銃が出てきたけど、そんな物この時代に――ましてや、あんなに小さい物が作れるはずがない!
やっぱり『機の民』って・・・

アビが奇士になったのは、姉であるニナイを捜す為だった。
ある日、妖夷に攫われてしまったニナイたが、周りは「神の花嫁に選ばれた」と捜す気配は0
・・・喜ばしい事と捉える者だけでなく、悲劇だと思う者も居ただろうけど――「神の仕業」だから仕方がない、とか考えたんだろうな。
当然アビは諦められるはずもなく、姉を攫った「妖夷」を捜して人里に降りてきた。
それにしてもニナイって――間違いなく「ニナイカライ」*2からきてるよな。
蓬莱といい、ニナイカライといい、今回のキーワードっぽいな。

ちなみにマスラオは「機巧奇伝ヒオウ戦記」に出てたのと同一人物だそうです。
やべぇ、ヒオウ戦記が気になるよ・・・!

*1:『山の民』がおそらくそのまんま山岳信仰者なので、妖夷=国津神で間違いないだろう

*2:琉球に伝わる桃源郷