シムーン 第20話

戦争を意識してない奴らも馬鹿だけど、司兵院の奴らは愚かすぎる
シヴュラ1人を犠牲にして、挙げた戦果は「時間稼ぎ」だけですか。
こいつらは猿にも――いや、動物にも劣るな。
動物なら、戦う時は常に全力を奮うだろうに。
しかもマミーナの遺体を粗末に扱うとは・・・
どう考えても、「マミーナの死」は士気を挙げる絶好のチャンスだろ。
ナデシコの様に、壮大な葬式をやればいいのに。
・・・司兵院はもう駄目だな。

マミーナの死が「名誉の死」ねぇ。
・・・死んだ人間に―――死んだ後に―――名誉も不名誉もないよ。
死人は何も思わず、何も望まない。
だから、大切なのは死ぬ寸前・・・何を考え、何を想って死を選んだか、と言う事だろう。
そして、マミーナは「死」を受け入れていた。
その選択に後悔していなかった。満足していた。
だから、マミーナの「死」は無意味なんかじゃない。
マミーナという「私」―――『世界』の観測者―――にとって、意味が在ったのだから。

しかしオナシアの言葉は只の妄想か、それとも・・・

宮守が言う「新天地」。
その為のオナシアの召喚。
・・・並行世界に行こうとしてるな〜
「もう一つの『もしも』」とか言ってるし。
そして最後の、リモネが持っていたはずのぬいぐるみ
還ってきてるのか!?