灼眼のシャナ 第21話

悠二を助ける為に駆けつけたシャナ。
だが――フレイムヘイズとして悠二を助ける「理由」は見つからない。
敵に狙われるから危険というだけでなく、そもそも仮装舞踏会に狙われて「大きな戦い」になるだけで、世界に大きな歪みを生むらしい。
つまり「フレイムヘイズ」としては、戦い自体を回避=「零時迷子」を行方不明にするのが一番の策だという。

アラストールの機転によって、ヴィルヘルミナとシャナの衝突は防がれ、悠二も一時的に見逃される。
だが、シャナの言い訳を真に受け、悠二はシャナが自分の事を「ミステス」としてしか見てないと勘違いしてしまう。
フレイムヘイズとしてではなく、一人の女の子として悠二を助けたのに・・・その想いは届かない。
自分の想いが分からなくて、言葉に出来ないシャナ。――カタチに出来ない想いは、誰にも届かない。
自分が何をしたいのか、悠二にどうして欲しいのか・・・シャナにはそれが分からない。
とっくに答えは出ているのに。
田中栄太と佐藤啓作は、マージョリーに捨てられたと思ったか。
・・・無理もない。マージョリーは二人に何の気負いも与えない為に、何も言わずに去った。
言うなれば、わざと二人に自分を恨ませたのだから・・・

再現される、教授の自在式。
前の時は飛行船だったが・・・今回出てきたのは星黎殿=仮装舞踏会」の本拠地!!
こんな巨大なモノが出てきただけで世界に大きな歪みを与えているのに、「逆理の裁者」ベルペオルは更に大きな事を目論んでいるらしい。
どうやら「存在の泉」というのを造ろうとしている様だが・・・やはり中核を為すのは「零時迷子」だろうな。

ベルペオルの真の狙いは「零時迷子」のミステス――坂井悠二だと気付くヴィルヘルミナ
一片の迷いもなく、悠二を「破壊」しようとするが・・・シャナが悠二を庇い、深手を負ってしまう。

シュドナイに攫われてしまった悠二。
深手を負ったシャナ。
戸惑いを隠せないヴィルヘルミナ
う〜ん。クライマックスが近いな!