交響詩篇エウレカセブン 第44話

あのアネモネのペットって自重どれぐらいあるんだよ・・・
間違いなくあれは異常だろ。もしかして話に絡んでくるのかな・・・?

前回ホランドが乗っていた、宇宙*1でも戦闘可能なLFO
あのLFOはリミッターが外れている故に、搭乗時に投薬の必要があった。
LFO黎明期に作られた機体。乗る度に死に近づく機体。――あれは「負の遺産」だったのだ。

ドミニク

イズモ艦長ユルゲンスは、内戦によって妻と娘を亡くしていた。
・・・だがそれは、ドミニクとて同じ。
残される苦しみ、独りで生きる辛さを知っているからこそ、戦争を起こさない為に動き、投薬をしてでも、アネモネを孤独にさせない様にしてきた。
――だがデューイは更に酷い戦争を起こし、アネモネの真実は遥かに悲しいものだった。
集められた「絶望病」の少女達。――大地と人とのインターフェイス
そして「オリジナル」に近づける為に、骨格を弄り、表情筋にも手を加えられた3人の少女。
さらに彼女達は、ゾーンから目覚める為に覚醒作用の高い薬物を投与される。
・・・危険な程、或いは
致死量を越えた量を。

アネモネの異常な行動。
それは意識の半分がゾーンに入っている為・・・夢心地だからなのだろう。
そして投与される致死量の薬。それによって一時的に「現実」に戻っていたのだ。
――アネモネの「頭痛」の事を踏まえると、薬に麻薬の様な物が入っていたのは間違いない。
アネモネは「特別な人間」なんかじゃなかった。
・・・「絶望病」に罹っただけの少女だった。
彼女が優れていた事は、ただ「薬物耐性が強い」というだけ。
たったそれだけの為に、自らの「姿」を弄られ、心を歪められた少女
――それがアネモネという名の存在だった。

デューイに「アネモネの代わりは居なかった」と告げるドミニク。
・・・本当はアネモネを助ける為に、代わりの者を連れて行くつもりだった。
だが、代わりの者を作るという事は・・・あの少女達を何人も犠牲―――生贄―――にすることになる。
彼女の代わりに他人を犠牲にするなんて、ドミニクには出来なかった・・・

ドミニクに向かってRAY=OUTを取り出す艦長
「そこに書いてある事は『本当』なのか?」
デューイは犠牲が出る事を分かっていて、あんな事をしていたのか?
その問いに無言で返すドミニク。――それが答えだった。

下された新たな命令はトレゾア技研への襲撃。及び、月光号乗員の拘束。
――デューイからの指令書を握りつぶすドミニク!
ようやくドミニクは決心したか!!

エウレカレントン

モーリスは何となく今の状況を理解している様子。
行き場のない生活。目的を見失った旅。エウレカの変化。
今のモーリスは、昔のレントンと同じ苦しみを味わっているのだろう。
――無力な自分への苛立ちを。

ホランドレントン達に託した物は「銃」。
もしかしてチャールズの物か!? だけど、これでどうしろと・・・?

突如居なくなってしまうエウレカ
そして森の中で見付けたエウレカは・・・左腕と頭部の一部が緑色に光っていた。
その姿を見られ、エウレカはさらに奥へと逃げる。
それでも追いかけるメーテルとリンク。
だが・・・レントンとモーリスは動けなかった。

*1:成層圏とかその辺りかも