交響詩篇エウレカセブン 第43話

アネモネ

世界の改変を望み、犠牲を出す覚悟をしていたドミニク。
だが・・・望んだものと何かが違っていた。
それが何なのか、言葉で表現出来る時が来るのだろうか?
それとも・・・それはアクセルやレントンとの出会いで変わった影響で、ドミニクが言う通り感覚でしか表現出来ないモノなのだろうか?
――ドミニクは、デューイからどんどん離れていく。

アネモネ花言葉「消える希望」*1
他に「期待」「可能性」「真実」というのもあるので、デューイもこっちの意味で名付けたんだろうけど・・・
そして「はかない恋」「恋の苦しみ」というのもあるので、こちらはドミニクにピッタリ(笑)
ちなみに、赤いアネモネ「君を愛す」なので、実はアネモネに告白しています(笑)
アネモネが言う通り、辛い現実を癒して欲しくて、アネモネを求めてる時もあると思うけど・・・ドミニクは純粋にアネモネが好きなんだと思う。
アネモネも本当は分かっているのだろう。自分を助けてくれる人はドミニクだという事を。
でも、ドミニクはアネモネの事を何も知らない。だから・・・信用出来ない。

アネモネをパーティ会場に送るドミニク。
そして、そこでデューイより下される辞令――ジ・エンドの次期ライダーの選別。
ついにデューイの野郎、アネモネを切り捨てるつもりかっ!
この辞令を見て、ドミニクも腹を決めた様子だが・・・

デューイから語られる、過去の因縁。
こいつの異常なプライドは移民船の頃、リーダーだった人の子孫だったからか!
親はデューイではなく、ホランドを王と認めていた。
以前にも出てきた「王」という言葉。・・・この世界の「王」は支配者ではなく、「贄の王」
「王」は「世界」を自分の望む姿に出来るが、大地への「生け贄」となる。
母の死と引き替えに生まれたホランド。・・・母を生け贄として生まれた為に、父親はホランドこそが「王」だと思った。
そしてホランドが選ばれた、もう一つの理由は――
ノヴァク家に伝わる儀式――子が親の血を大地に捧げ、大地を鎮める儀式・・・親殺し。
何もしないホランドに代わって、デューイは父親を殺し、儀式を行った。
だが・・・父親がホランドに「儀式」を行わせなかったのは、すでに成し遂げていたから。
生まれながらにして、母殺しという「儀式」を行ったホランド
だから父親は、ホランドを「選ばれた者」と思っていた・・・

だが、ノヴァク家の儀式など無意味と「科学的」に証明した男がいた。
――アドロック・サーストン
デューイは、そんな愚かな儀式を伝えてきた家を軽蔑し、「贄の王」だと思い込んでいた自分も軽蔑した。
偽の王を真実の王に。それがデューイの行動原理らしい。
・・・結局、親に認められなかったコンプレックスが原因じゃないのか?
そんな1人のコンプレックスの為に多くの死者を出し、アネモネ「達」を不幸にしているのかっ!?

たぶん昔から「本音」はそうだったんだろうけど、今回完全にアネモネがデューイの事が嫌いだって分かったな。
まぁ、元々要らなくなったら捨てられると分かっていたから、デューイに従ってたわけだし・・・そんな風に自分を見てる人間を、好きになれるわけないよな。

ゲッコーステイト

そっか、そういえばニルヴァーシュは 下=地下 に進んでいたな。
・・・余計訳が分からないんですけどっ!
地下に「日本」がある!? しかも「空」まで・・・

今気付いたけど、あの惑星には「海」が無いのか。
だからレントン達にとって、「海」は未知のモノ。(・・・というか「約束の地」には「海」まであるのかっ!
そしてモーリスが見付けた、ノルブが残した物*2それは「地球概論」という一冊の本
その本の始めには、世界地図が描かれ「海」について書かれていた。
地球に在る「海」という存在。そして上空から見た「日本」と、地図に描かれた「日本」の地形――やはり「約束の地」は地球なのかっ!?
もしかして、レントン達は数十・数百光年をワープしたのか!?
でも、太陽が見えないしなぁ・・・やっぱり「地球の模造品」というのが一番可能性が高いと思う。
・・・そして、そんな本を残したノルブも何故「約束の地」が「地球」だと知っていたんだ!?

時間稼ぎの為に、「オレンジ」を破壊する月光号。
ホランドも新機体で戦うが・・・お前ら何処で戦ってるの!?
成層圏? ――まさか宇宙まで出て無いよね??
戦闘後、異常にホランドが疲れてるけど・・・宇宙服着てないから、酸欠になったとか?

琥珀に包まれた指輪。
もしかしてダイアンの指輪か!?
だとしたら、どうやってダイアンは「約束の地」に辿り着いたんだ?
そもそも・・・なんで指輪が琥珀に包まれているの?
琥珀の形成には1,000万年ぐらいかかるはずなんだけど・・・やはり時間軸が狂ってるのか?

何をすべきか分からないエウレカ達。
「人型コーラリアン」だからと、エウレカに頼りきるレントン
それのお返しとばかりに、ニルヴァーシュの不調を直せない「メカニック」に皮肉を言うエウレカ
何処にも行けず、食料が無くなっていく極限状態のせいで追いつめられてるな。
特にエウレカは、レントンからも追いつめられてるし・・・。
レントン、自分が何を言ってるか分かっているのか?

そして、変わらない状態とは反対に、急変し始めるエウレカの躰。
なんか腕に変な「おでき」みたいなのが出来てるんですけど・・・これってもしかして魂魄ドライブか!?
サクヤにも在った事と、エウレカのも緑色に光っている事から間違いないと思うけど・・・なんかやばい事になってるぞっ! 微妙に顔にも出来てる気がするし・・・

OP

ちょっと追記。
前期のOP曲より、今期の方が好きなんだけど・・・何か前期が可哀相じゃない?
曲の好み自体は人によるからどうでもいいんだけど、作画レベルが違いすぎるだろ!
なんかここまで違うと、前期を安く作って、その分を今期に充ててるんじゃないかと疑っちゃうよ。
やっぱりアニメのOPなんだから、その時の「絵」にも曲は影響されると思う。
そう考えると、やっぱりBivattcheeは可哀相だったなぁ・・・

*1:「薄れゆく希望」とも

*2:前回の言動から、ホランドが残したと思うけど・・・