ノエイン もうひとりの君へ 第16話

因果律の侵犯? 原因と結果が逆転する?
それってまんまノイマン世界じゃん!

量子存在となり「自分の世界と近似値をとる時空」に移動してしまうハルカ。
その世界はあの日――1学期の終了式の日だった。
自分の記憶と同じように進む世界。・・・だがハルカは少し違和感を感じる。「少し違う気がする」と。
・・・つーか、違いが分からねぇよ! 第1話の細かい内容なんて思い出せないよ・・・orz
決定的な「ハルカの時空」との違い。それは――この世界にカラスは現われない。
当たり前だ。この世界のハルカは「竜のトルク」ではないのだから、カラスが来る理由はない。
・・・って、この世界は以前観測した世界かっ!
篠原の野郎、勝手に量子テレポートの実験してやがったのかっ!
しかも3回失敗してるだと!?
拓也*1も始めは関わっていたが、抜けたらしい。
そして、このまま失敗し続けると、θ素粒子を撒き散らして大変な事になるらしいが・・・
この時空が異常に不安定なのは・・・ひいては、ラクリマ時空界でデコヒーレンス現象が起きたのって、篠原の責任じゃ・・・

篠原が言う「時間と空間を超越した世界」。
本人は冗談のつもりで言ってるんだろうけど――それってシャングリラ時空界のことだよな。

「あの戦いで、俺は死ぬはずだった」――またハルカに救われたと言うカラス。
この回想シーンの戦闘は、第1話でカラス達「竜騎兵」が戦ってたシャングリラの手先かっ!
カラスは・・・この戦闘で敵の崩壊に巻き込まれ、死ぬはずだった。
だが、「ハルカ」が「自分の世界」にカラスを誘導したおかげで、カラスは生き延びた。
・・・ハルカが言っていた「雪の日にカラスを見た」*2というのは、この事だったのか!

この世界のハルカに同化した「ハルカ」。
そのせいで「ハルカ」としての意識は薄れてしまうが・・・「何かが違う、何かを忘れている」ことはハッキリと認識する。

肝試しの日・・・ハルカ達の前に現われたのは竜騎兵ではなくノエインだった。
そして、この世界でもハルカを助けに来るユウ。

「わたしはお前・・・」
ノエインはカラスの真似をして言っただけだろうか? それとも・・・本当にそうなのだろうか?
ノエインの言葉で、「ハルカ」はカラスの存在を思い出す。
――ユウという存在が居る限り、ハルカはカラスのことを忘れないだろう。
それ程カラス=ユウとの絆は深いのだ。

自分が何者かを思い出し、カラスが幻ではないと確信し、自分の時空に戻ってくるハルカ。
・・・「竜のトルク」によって、カラスの存在は確定した。

*1:ハルカの父親

*2:OPで出会うシーン