SoltyRei 第15話

「答えたくありません」 この返答には二つの意味がある。
一つは自らの意志で拒否したという事――自我*1を持っているという事。
そして、人間に逆らった=ロボット三原則組み込まれていない可能性が高いという事。

ロイの事を不甲斐ないというユートだが・・・そんな事を言える権利は、誰にも無い。
そのことをミランダは分かっているのだろう。――ロイの「カーシャを失ったら、お前はどうする?」という問いに答えられなかったのだから・・・

絶望と共に生きるロイ。
きっと四六時中考えているのだろう・・・「何故自分は生きているのか」と。
リタが死ぬぐらいなら、自分が死ねばよかった・・・リタが死んだ時に自分も死んでしまいたかった、と。
アクセラの代わりに実験を受けるシルビア。
どうやら「適正」はアクセラよりもシルビアの方が遥かに上らしい。
そして、「実験」については他の仲間にも喋っていない様だが・・・。

アクセラは本部のデータベースを使い、ソルティの事を調べ、ユートに情報を送る。
やっぱりいい人なんだなぁ。・・・すごく死にそうだけど。

ロイにソルティの情報を持って来るミランダ。
未だにソルティの事を考えないロイに、ミランダは殴りつける!
ロイの問い掛けに答えられなかった――だからこそ、大切な人が居なくなる悲しみを知っている。
実際・・・ミランダもロイと同じ様に、ブラストフォールによって夫を亡くしているのだから。
だからこそ・・・だからこそ、もうそんな悲しい思いはしたくない。――ソルティを失いたくない。
「あなたは3回も『娘』を失いたいの?」とロイに糾弾するミランダ。
ようやくその言葉で、ソルティとの思い出が蘇るロイ。
やっと廃人から復帰か?

*1:自我と認識出来るモノ