舞-乙HiME 第17話

ナツキのマスターは「真祖」ってところか。
ガルデローベの生徒と五柱も、マスターは「真祖」に設定されてるとの事。
・・・それって「真祖」を抑えられたら5柱も無力化するって事じゃないの? なんか危険なシステムに思えるけど・・・
んで、OPのナオ、ナツキ、シズルを含んだ5人は、五柱なんだろうな。
ナオが「五柱」入りしたのって、実はとんでもなく凄い事だったのか・・・今更理解したよ(^^;)

シュヴァルツの謎の兵器により干渉され、自閉モードに入ってしまう「真祖」――中央システム。
兵器が起動した時に現われた女性は? 自閉モードに入る時にチラッと見えた真祖―――ヒメノ・フミ―――は何を表しているんだ?
スレイブとスレイブロードの関係は、乙HiMEとマスターと同じと語るスミス。
つまり、基は同じということか。

実はシュヴァルツの一員――それもかなり「信仰に篤い」家系だったエルスティン・ホー。
前回、今回と動向が怪しかったけど・・・こういう事か。
アリカを傷付けたくないが、「平和な世界を創る為には必要」と思う様に教育されているし・・・何よりスミスの言葉には逆らえないように、幼い頃から植え付けられてしまっていた。
エルスティンのスレイブから、アリカを守るセルゲイ。
だが、その拍子にハンカチが落ちて「おじさま=セルゲイ」だと発覚。
しかも、アリカを助ける為、セルゲイはナギに「アリカが本物の姫」という事までばらしてしまう。
アリカを守る為、ナギにまで嘘を吐いていた事。
アリカの後援者となっていたこと。
そしてナギが予想する、セルゲイがアリカを庇う理由――アリカに本気になってしまったこと。
全ての要因がニナに一つの結論を導かせる。
響き渡るニナの叫び。
その心・・・アリカに対する憎しみ・嫉妬に、ナギが持つ「漆黒の金剛石」が呼応する。
そして・・・ニナはナギの乙HiMEとなった。

心のまま、憎しみに身を委ね、アリカに斬りかかるニナ。
それを止めようと、エルスティンのスレイブが間に入るが――その事に気付かず、ニナはスレイブを真っ二つにしてしまう。
・・・本当は「失われた科学」になんて関心は無かった。
ただ、それで平和が訪れて、友達とずっと一緒に居られるのなら・・・。
それがエルスティンの望みだった。

「皆とずっと一緒に」――エルスの望みは叶えられなかった。
エルスの消滅に泣き叫ぶアリカ。涙を流すニナ。
・・・だが、二人は・・・抑えきれない「何か」をぶつける相手を、すぐに見付けた。
アリカが居なければ、ニナが居なければ、こんな事には・・・。
そして乙HiME同士の激突が、再び起こってしまった。

で、ニナの持ってる短剣、そして合体させた巨大な剣って、美袋命のエレメント(?)ミロクだよな。
命のミロクが「黒曜の君=媛星=悪」から授けられた物だと考えると、「漆黒の金剛石」ってやっぱり・・・。

あ。公式で舞-HiME舞-乙HiMEは出演キャラが同じだけで、別物」って言われてるのは知ってるよ。
だけどさ、公式で別物って言っても、事実上繋がりがあるものとかあるじゃん(FSSとエルガイムとか)。
そう考えると・・・やっぱり舞-HiMEと関係が有ると思うなぁ。
シアーズ財団だったら、HiMEの「情報」――舞衣達のDNAサンプルぐらいは間違いなく回収してるだろうし。
それにHiMEだった人間のクローンとかだったら、紛い物とはいえHiMEの力の延長上である「乙HiME」でも才能の片鱗を見せるだろうし。
そういう意味なら、ミドリのチャイルドとして愕天王が出るのも当たり前なんだよな。