灼眼のシャナ 第13話

「でかい花はボス」っていうお約束があるんだよっ! ・・・それを逆手にとられたわけだけど。
でも、意外と「お約束」って、アニメの世界だけとは言えないよな。なんだかんだ言って、「お約束」は現実世界にもある。
――曰く、「死にたい」と言う人間は自殺しない。etc・・・

悠二は戦うセンスはまるっきしだけど、自在式を探るセンスは高い様子。
「零時迷子」が関係しているのだろうか?

ソラトとティリエルは「違う」と確信するシャナ。
確かにこいつらのは愛情じゃない。――ただの依存だ。
ソラトはティリエルのことを「代わりに思考してくれる存在」ぐらいにしか思ってないだろう。言うなれば、人間とパソコンの関係に近い。
そしてティリエルは、ソラトに「必要とされる」ことでその存在意義を見出しているだけであり、実のところソラトがどうなろうと関係無いだろう。
つまり、あくまでも「ソラトが自分に依存してくれる」ということだけが重要で、ソラトがどんなに愚かで、哀れな存在になろうとかまわないのだ。
要は、二人とも相手の事なんか考えず、自分の欲望さえ満たせればいいだけ。
ん〜 流石は「愛染自」「愛染他」なだけあるな。

「私」という存在の確定を越え、「フレイムヘイズ」としての存在をも確立するシャナ。
そして「贄殿遮那」無しで「炎の剣」を形成する!
・・・そういえばそうだな。あくまでも「贄殿遮那」は「剣」で、シャナが炎を操れるのはその身に宿したアラストールの力だ。
「炎の剣」の使用時には「贄殿遮那」はあくまでも触媒でしかないんだ。

憎しみを・・・戦う理由を失ったマージョリー・・・でも、そんなのは思い込みだった。
自分には守るべきものが在る。――守る為に戦える。
マージョリーは、その事をマルコシアスによって思い知らされる。
しかし、数百年も戦ってきたんだな・・・。そりゃ挫けるわ。

戦う理由を、フレイムヘイズとしての存在を確立する二人。
なんか恐ろしく強くなってるけど・・・やっぱり自我―――「私」という存在―――の強さと、自在式を使うフレイムヘイズの強さは比例するのだろうか?

ソラトの為に自分の「存在」を消費するティリエル
――ソラトの為に自らの「全て」を捧げ、消滅する。・・・それがティリエルにとって最上の「死」なのかもしれない。
そしてティリエルを失い、あっけなく倒されるソラト。
「自我」を持たない者の当然の末路かもな。

校舎裏で吉田さんと言い争うシャナ。
感情を露わにするその姿は、当初からは想像もつかないな・・・