ノエイン もうひとりの君へ 第11話

今回は不確定性原理とか多宇宙解釈(多世界解釈)、「シュレディンガーの猫 」の説明。
・・・まぁ予備知識が無い人にはさっぱり分からないから必要か。俺もθ素粒子なんて知らないし! つーか、θ素粒子は実在するのね・・・
まぁ、詳しく知りたい人はhttp://www.h5.dion.ne.jp/~terun/index.htmlを見れば良いかと。

才能が無いからと、『未来』を諦め、受験する事を決めるユウ。
イサミの「好きならそれでいい」という言葉を、子供の理屈と言うが――それを否定するユウこそが、正に「子供の理屈」で思考している。
好きならやればいい。才能が有ろうと無かろうと関係無い。
それのみで生活出来ないのなら、他の事をやりながら「好きな事」もやればいいじゃないか。
やりたい事が決まった時の為、将来の可能性を広げる為に受験するなら分かるが・・・
ハルカは小さい頃から化け物―――違う世界のモノ―――を見ていたらしい。
「他の」ハルカもそうだったのだろうか?
しかし、その事をハルカは他の人に言ったりしなかったのだろうか? ・・・例えば父親とかに。

ネガティブで、愚かな思考に囚われ未来を決めたユウ。
――だが、どんな理由であろうとも、ユウが自分の意思で決めた未来なのだ。
その事に納得し、受け入れるイサミ。・・・本当に親友なんだな。

そしてその様子を見ていたカラスとフクロウ。
2人はお互いの事をユウとイサミと呼び、昔の事を語り合う。
・・・明らかにフクロウはカラスと闘う事を避けてたな。――それが避けられない事と知っていても。