灼眼のシャナ 第11話

悠二もいつの間にか「存在の力」を自由に操れる様になってるなぁ。
しかし、『存在』が回復する感覚に違和感を覚える悠二。
シャナは「馴れろ」と言うが・・・その感覚って無視していいの?
死に(消え)かけて、そこから蘇る感覚。――これって重要な事では・・・?

自分に芽生えた「感情」に戸惑いを隠せないシャナ。
主観的なモノは参考にならないと教えられ、客観的なモノ―――辞書など―――のみで調べ事をするが・・・。
「感情」は客観的な視点では計ることは出来ない。
何故なら、感情とは「心」という主観に生まれるものなのだから。
他人の「心」は永久に知り得ないし、他人のクオリアは決して感じる事は出来ない。故に、様々な「感情」を識るキッカケは、客観的なモノの中にしかなく、その本質は「自分」以外には見付けられない。
――アラストールはシャナに「感情」について教えるつもりはあったのか。
ただ、まだ早いと思っていた様だが・・・シャナの年齢なら、むしろ遅いぐらいじゃないのか?
やっぱり「紅世の徒」と「人間」では時間感覚が違うんだろうなぁ。
そんなアラストールに意見を述べる千草。
「相手が『何』か知らないから」かもしれないけど、それでも初対面の相手に自分の意見を通し、それの重要性を説く姿勢は凄いな。
色んな意味で強い女性なんだな。話が終わってから、アラストールも一目置いてる様だし。

新しく現われた紅世の徒ソラト、ティリエル、そしてシュドナイ
人目に付く行動を平然と行っているが・・・隠れるつもりは、まるで無いのか。
それはつまり――フレイムヘイズを恐れていないという事だ。
現にマージョリーは「見逃して」貰っている。
――たぶん、3人の強さはハンパじゃないんだろうけど・・・そもそも、今のマージョリーの強さはどれぐらいなんだ?
以前「詞が浮かばない」と言っていた事から、「戦士」としては弱くなっている様だが・・・「存在の力」はどうなのだろうか?
生きる目的、強い意志→「世界」にもたらす影響=存在力(存在感)
それらを失ったマージョリーは、今どういう状態に在るのだろうか・・・