ノエイン もうひとりの君へ 第8話

カラスもパイプラインを抜いてしまう。
ラクリマ時空界の追っ手は撒けるだろうけど・・・戦力にならないんじゃないの? まぁ知識があるから、知恵袋的存在になるのかな。
カラスを信頼するハルカを見て、嫉妬するユウ。・・・ドラゴンナイト4を思い出す・・・(;;)
やっぱりカラスも、エト(タケル)みたいに幸せになれないんだろうな(T_T)
「現代世界」では、ハルカが消えてから3時間しか経っていなかった。
ハルカはラクリマ時空界で何日か過ごしたと言っている。
――「時間の流れる速さ」自体が違うのか、それても、ただ3時間後の世界に移動(帰還)したのか。
・・・分かりたくないよな。
自分の思い通りにならないからって、泣く様な人間の心は。――子供を道具としか見ていない親の心は。
普通なら軽蔑すればいい。だけど・・・ユウにとっては、それでも母親なんだよな・・・
母親をハッキリと拒絶しするユウ。――だが、やはり母親には通じない。
ユウは「自分の未来は自分で決める!」と言い放つが、美有樹は「アナタには無理よ!!」と決めつける。
家を飛び出すユウ。コンビニで飯を買い、公園で一夜を過ごすが・・・家に居る時よりも、よっぽど幸せそうだな。
偶然、ユウが一夜を過ごした公園に、アトリとトビがやって来る。
どうやらパイプラインを外した事で、「普通の人」よりも劣った存在になってしまったらしい。こんな状態で戦えるのか?
アトリ曰く、「この時空にもシャングリラの影響は現われる」
「現代世界」にシャングリラが現れたら、手も足も出ないんじゃ・・・
どうやら竜騎兵は、量子的に体中の細胞を弄った存在らしい。
通常は水分だけで充分生きていける。逆を言えば、食物を必要としているアトリとトビは、相当ヤバイと言う事か。
カラスに「あの世界」のことを聞き、カラスの正体について訪ねるハルカ。
「カラスは・・・15年後のユウなの?」その問いに「俺はこの時空では幻だ」と返すカラス。
――その言葉自体が、肯定している様なものだ。
夫とうまくいっていない様子の母親。
――夫婦関係の苛立ちや、姉への劣等感。そういったストレスの発散口としてユウは使われている気がする。
美有樹がこんなふうになってしまったのは、美有樹の母、お婆ちゃんが死んだ時かららしい。
どうやら葬式か、祖母の今際の時に何かがあって、姉へのコンプレックスが再燃・臨界点を越えたみたいだな。
親と距離を置いた事により、落ち着くユウ。
次の朝、ハルカにリボンを返しに行くと、ハルカに強引に誘われ、家に上がることに。
バロンと戯れ、ハルカと無邪気に遊ぶユウ。これが昔の・・・本当のユウなんだな。
そして、そんな二人の声を聞いているカラス。
・・・楽しかったあの日々。もう二度と手に入らない日常。――それが自分のすぐ近くに在る。在るけれど・・・決してそれは手に入らない・・・
ハルカの家にやって来る母親。・・・少しヒステリー入ってるな。
ハルカは慌てて隣の部屋にユウを隠そうとするが、そこはカラスを匿っている部屋だった。
再び邂逅する二つの『同じ』存在。
そしてカラスに誘われる様に、部屋へと入っていくユウだった。