交響詩篇エウレカセブン 第32話

突如、死滅してしまった抗体コーラリアン
抗体コーラリアンの活動時間は1246秒。ドミニクは何か心当たりが有る様子だが・・・
レントンの為」に新ニルヴァーシュ(スペック2)用リフボードを造るアクセル・サーストン。
しかし工場には、軍警察の手が差し迫っていた。
その事を察し、子供達を自分から引き離すアクセル。
不穏な空気が漂う・・・
フェレス・シティからの避難民を発見し、救助活動を行うホランド達。
そんな中、エウレカは自分と同種―――或いは自分の片割れ―――の行いに、強い罪悪感を持つ。
荷物運びを手伝うレントンと男の子。
男の子は母親が目の前で『抗体』に殺された為に、失語症になってしまったという。
エウレカも罪悪感を紛らわせる為、避難民達への援助行動を手伝うが・・・上手くいかない。
そんなエウレカに、男の子は1杯の水を笑顔で差し出してくれた。
・・・だが、男の子は気付いてしまった。エウレカと『抗体』が「同じ目」を持っている事に・・・。
目を見開き、恐怖のあまり失禁してしまう子供。
・・・エウレカは許される方法を知らない。
しかし、取り乱すエウレカをタルホがひっぱたき、「私達がついている」と言ってくれるのだった。
軍警察の包囲を、奇抜な方法で抜け出すアクセル。
そして「スペック2」専用リフボードをレイラインに乗せ月光号に届ける。
――アクセルにとってリフボードを届ける事は、親離れしたレントンに出来る最後の事だった。
リフボードを見送るアクセルの表情は、嬉しくも寂しい顔だった・・・
泣ける!
引き続き、大地を「攻撃」するアゲハ隊。
「the END」を観測用に出撃させようとするが――乗るのを嫌がるアネモネ
・・・この姿こそが、アネモネの本当の姿なのかもしれない。
ドミニクに助けを求めるアネモネだが、ドミニクは羽交い締めにされていた。
そして注射を打たれて――好戦的になるアネモネ
薬を打つと、躁状態になるのかもしれないな。
偶然にも、リフボードとのコンタクトポイントは、アゲハ隊の次の『実験』地。
アゲハ隊は月光号を無視しようとするが、アネモネニルヴァーシュと戦る気マンマン。
本当にリフボードが来るかは分からない。――しかもレイラインに乗せて送るなんて尋常じゃない。
しかし二人はニルヴァーシュに乗り、レントンホランドに訴えかける。
ボードは必ず来る――じいちゃんは約束を守る、と。
アクセルを信じ、出撃を命じるホランド。そしてリフボード無しで発進するニルヴァーシュ
もしリフボードが来なければ・・・!
飛び出したニルヴァーシュに対し、非情にも攻撃しようとする「the END」。
だが、約束通りリフボードが到着!
ボードを装備するニルヴァーシュ! 迫る「the END」のホーミングレーザー!!
――飛行形態に変身して回避!
そして流れる第1期のOPテーマ―――始まりの曲―――DAYS!!
そして二人はセブンスウェル――真の力を『発動』する!
アネモネは逆上し、ニルヴァーシュに接近戦闘をしかけるが、逆にニルヴァーシュはトラパー(?)を圧縮した球体を「the END」に押しつける!
そして剥がされていく「the END」の装甲!
レントンの意思を具現化したモノか!?
「お願い・・・・・・手を・・・手を握って・・・」
そう呟くエウレカ。それに無言で応えるレントン
・・・エウレカの視線はコーラリアン――抗体コーラリアンの襲撃を受ける街に注がれていた。
帰還するが、以上に脅え、震えているアネモネ
ドミニクは月光号の危険性を説くが、アゲハ隊は月光号を気にしていない様子。
リフボードと共に届けられるアクセルの手紙。
その内容はレントンを心配し、励ます・・・「父親」の心が表れていた。
じいちゃんの心情を知り、涙するレントンだった・・・
1246秒。
それはニルヴァーシュのセブンスウェル現象の発動時間と同じだった。
これは何を示すんだ? ――セブンスウェルと『抗体』の根元は同じという事か?
どうやらコーラリアンの出現時間を測定し、スカブコーラルの「中心」を探している様だが・・・地図の光点が爆撃予定地点だとしたら、デューイはあの爆撃をあと数十〜数百行うつもりか!?