ノエイン もうひとりの君へ 第5話

ついにアトリが暴走。
アトリ、トビ、イスカの3人は、監査官(監察官?)を殺し独断で「竜のトルク」が存在する時空間に向かってしまう。
あれから一人で「現代」に残って、ハルカを観察しているカラス。
ハルカが飼っている犬が懐いているところを見ると―――『臭い』がユウと同じなんだろうな。
それだけ近い世界という事か。
・・・本当なら無視したいけど、あのコックリさんについて一言。
精霊の仕業なんて100%無いから、単純に考えてハルカが無意識で動かしたのだろう。
ということは、ハルカは「ノエイン」を無意識下で知っている?
カラスの許にアトリ達の事を知らせに来るフクロウ。
この世界で起きる事、全ては幻影だと言うが・・・そう思わなければいけないほど混同しそうなのだろう。この二人は。
んで、絶対臨界阻止委員会って何?
まぁ「絶対臨界」を阻止する委員会なんてのは、子供でも分かる。じゃあ「絶対臨界」って何?
・・・ほぼ勘で「事象シュヴァルツシルトだと思う。
どうやら美有樹(ユウの母親)は姉にコンプレックスを抱いている様子。
姉はとても優れていたらしく、ユウなら姉と同じ様になれると思っているようだが・・・勝手に重ねて見られてる側にとっては大迷惑だよな。
―――美有樹は相手を束縛して、いずれは「自分の為」に相手を殺すタイプだな。
ユウも可哀相に・・・。昔は違ったのだろうか?
パイプライン―――青いコードを外す3人。
どうもパイプラインは、ラクリマ時空界に戻る為の「命綱」であり、かつデータを転送するLANケーブルの様なものっぽい。
「ここで消えるなら、俺は幸せだ」と言うイスカ。厭世観が強いのかもしれない。
もっとも・・・たまに見えるラクリマ時空界の姿や、その現状を考えると仕方がないのかもしれないな・・・。
謎の老人から警告を受けるハルカ。
・・・今回はバーベム声(家弓家正)じゃない・・・
というのはおいといて、ハルカの存在が「歪み」をもたらす?
時空が存在する可能性(の波)に歪みが生じるという事か? ・・・それって危険なんじゃないの? 歪む事でぶつかったり、消えることもありそうだし・・・
時空を揺らす事で、ハルカを別の場所に強制転移させるトビ。
―――ハルカの存在する位置を固定して、世界を揺らし、ハルカの位置をずらしたのか?
ラクリマ時空界に「竜のトルク」を持ち帰ると、ラクリマが滅びるかもしれない」と言うイスカ。
アトリから吹き込まれたのだろうが・・・何故そんな結論に辿り着いたんだ?
ラクリマ時空界を壊したくないのはアトリも同じなはず・・・。やはり前回に何かを見た影響だろうか。
「竜のトルク」のレイズを解放?
レイズって、レイス=魂の事?
つーか、量子存在って何!?
今までの事から推察するに、情報生命体という感じがする。とりあえず「人としての」肉体は捨てたのだろう。
「「竜のトルク」が全ての時空を消し去るというのなら、消えてしまえばいい!」と断言するカラス。
・・・感情移入し始めてるな。やはり「ハルカ」に情が移りだした―――もしくは、自分の知っているハルカと「竜のトルク」であるハルカを重ねているか・・・。
ラクリマ時空界のハルカは・・・ただ死んだわけじゃないみたいだな。
ユウの名前を呼び、助けを求めるハルカ。そしてカラスの脳裏に蘇る「ハルカ」。
ハイサイドを起こした(キレた?)カラスは、イスカに致命傷を与える。
その傷口は―――金属の断面の様で、とても人とは思えない。・・・やがてイスカは青い雪となり、霧散する様に消えてしまう。
・・・これがラクリマ時空界の人間の死か? ―――カラスの言う通り、今更消滅も何もあったもんじゃないな。
すでにその実在すら怪しいな。
「自分が望む世界を現実に出来る」 そう声は教えてくれたけど・・・何だそりゃ!?
時空間の一部を、他の「自分が望む状態」である時空間と交換する!? しかも因果律すら関係無しに!? ・・・やばすぎるだろう・・・
もし、ハルカが望む=信じる世界が可能性すら存在しない世界ならどうなの? ハルカの空想さえ現実になるのなら、それは7次元とか8次元の力ではないのか?*1
力を使い、倒れるハルカ。
そこへフクロウがやってくるが・・・カラスは「竜のトルク」は―――ハルカは渡さないと言い、フクロウの前から消えてしまう。
ハルカがダムを「交換」した場面を見ていた、内田涼子と郡山京司、「絶対臨界阻止委員会」の二人。
しかも涼子が撮ったデジカメにはハルカの後ろ姿が!
ハルカを探し、外出したユウの前に現れるカラス。
ユウにハルカを渡そうとするが・・・その前にラクリマ時空界に強制帰還されてしまい、ハルカも一緒にラクリマ時空界転移されてしまった。
望みとは別に、任務を遂行してしまったカラスだが・・・どうするんだろうか?
次回は遂にラクリマ時空界について詳しく分かるのか?

*1:ウスペンスキーの次元論だっけ? 現実が5次元とかいう