DARKER THAN BLACK 黒の契約者 第6話

ヘイさん飛ばしすぎ!!
普通「指を折る」っていう脅しから始まるんじゃないの?
なんか前フリどころか、ハヴォックの返事も待たずにへし折っちゃてますよ!

どうやら『ヘブンズゲート』消失時に、南米も消えてる模様。
さすがに南米自体が消えたんじゃなく、『ヘブンズゲート』が在った場所のみが消えたんだろうけど。
その時、其処にはヘイやハヴォックの他にも人が居て――その中にヘイの妹も居た
『ヘブンズゲート』消失後、ヘイは何故か(おそらく)違う場所で目覚め、ハヴォックも気付いたらヨーロッパに居て、『喪失者』になっていたという。
二人共その時の記憶が無く、他の人が生きてるのかどうかも分からないらしい。

ようやくヘイが強かった理由が発覚・・・かな?
『人間』だった頃から『契約者』と共に行動していたということは、恐ろしく優秀な「暗殺者」だったのだろう
ヘイの能力は「放電」と分かりやすい力だけど、元から持っていた身体能力・技術にプラスされてるから強いのか。
しかし、それよりも興味深い事実が発覚。
どうやら以前のヘイは『契約者』よりも冷酷だったらしい。
だが「契約」後は、より冷酷になるのではなく、逆に感情的になった。
そして――(その可能性を少しは考えていたが)ヘイは「対価」を支払っていない!!
あの大食はブラフで、ただの「痩せの大食い」だったのね。
能力をコントロールしている事から、間違いなく『モラトリアム』ではない。だが感情を持っているので『ドール』でもない。
ヘイは何者だ? 『契約者』の新しいカタチなのか?

・・・そうか。だから「史上最低最悪」なんて言われていたのか・・・
「能力」の強さ、その「力」によって引き起こされる惨状。――そして「対価」
ハヴォックの対価は「子供の生き血を啜る」こと。
なるほど。「能力」よりも「対価」の方がよっぽど性質が悪いな。
そんな彼女が、子供に料理を作ってあげる事が楽しいと言うなんて・・・
『契約者』の枷もなく、娼婦として蔑まれることもなく・・・人間として生きた数年間。
それはハヴォックにとって、かけがえのないモノだった。
・・・だからこそ、自分が犯してきた罪を後悔し、『契約者』に戻ってしまうことを恐怖していた。

『契約者』に戻っていく事を恐怖し、死を望むハヴォック。
怯える彼女にヘイは言う。「お前はもう、誰も殺さない」
――そして突き刺さる、ノーベンバー11の氷柱。

天文部の情報によると、彼女は『契約者』に戻っていたという。
ハヴォック相手にサブマシンガンなんて役に立たない*1。ならば無論、氷柱なんて役に立たないはず。
だけど彼女は「能力」を使わなかった!
自分の事しか考えない『契約者』のはずなのに・・・
彼女なら大丈夫だった。根拠も理論もないけど大丈夫だった。「人」として生きていけるはずだった!!
なのに・・・なのにッ・・・!!

ノーベンバー11にとっては本当に予想外の事で・・・そんな事が有り得る事さえ、そんな選択を選ぶ事さえ、想像していなかったし理解出来なかったのだろう。
――BK-201の戦う理由が、組織の命令ではなく只の復讐だなんて。
結局、ノーベンバー11も『契約者』なんだな。あの態度も「作り物」なんだろうな。

なんかハヴォックが抱いた恐怖が分かる気がする。
心が冷えていく感覚。嫌いな自分に戻っていく嫌悪。そして抗えない絶望感。
・・・抗鬱剤が切れて、鬱に沈んでいく感覚と同じだと思う。

*1:真空を作って、空気の断層でも作るのかな?