シムーン 第18話

ああ。だから「判断」とか「決断」という事柄が強調されていたのね。
何も決めない、定めない・・・確定しない。
つまりは無限の可能性か。

アングラスはあの爆発の際、違う世界に「行った」と考えるアーエル。
彼女が祖父から教えられた事。
曰く――歳をとるという事は、選択を重ねる事である。
選択を重ねる事は、可能性を消していく事。
歳月を経るという事は、様々な選択をし、可能性を狭めていき・・・可能性が「無限」ではなくなるということ。
だがシムーンは、その「失われた可能性」「その先の可能性」を観せてくれる!!
つまりシムーン=ヘリカル・モートリスは、Rデバイスアリスメガデウスと同じモノ――並行世界観測装置と言う事かッ!
ならば、ドミヌーラが観たモノとは並行世界なんだろうな。
もちろんお約束として、観測だけでなく「移動」も出来るみたいだけど。
そうなると発見されたアングラスは、皆が知っているアングラスではない、という可能性も・・・

軍事主義が強くなっていく宮国。
ようやく危機感を持ったらしいけど・・・相変わらず馬鹿だよな
アーエルはともかく、少しぐらいの反抗でユンを作戦に加えないんだもん。
シムーンが1機使えないだけで、かなり戦力が変わるのになぁ。

どんどんおかしくなっていくパライエッタさん。
ネヴィリルとパルになっている自分を妄想しちゃってるけど・・・それは本当に有り得たかもしれない世界。
そんな世界――並行世界に行く手段があると知ったら、パライエッタはどうするんだろうね。

アーエルの祖父は上層部にとっても、ある意味有名らしい。
まぁシムーンの秘密とか、「泉」の事とか知ってたしね。
シムーン・シヴュラの時に、何かやっちゃったんだろうな・・・。