シムーン 第14話

・・・アムリアって死亡確認されてないの!?
つまり、行方不明って事か。
操縦席は潰れ、捻られた様で、とても外に飛び出たと思えない。
しかし中にグチャグチャの死体なんて無かった。
――テンプスパティウムの元に召されたんじゃないのか?
つまり次元跳躍したのでは?

どんなに超常的な力を持っていても、ブラックボックスが多くても・・・シムーンは機械でしかない。
人間がある程度理解できて、操る事が出来るのだから。
でも、シムーンが「機械」だなんて事は、皆分かっていた。
ただ、自分達が頼れる強い「何か」を求め・・・そして神格化しただけか。
ドミヌーラはコール・デコストラの唯一(?)の生き残り。
部隊の目的は1つ。――翠玉のリ・マージョンを完成させる事。
しかし、失敗して部隊は壊滅。
・・・壊滅の原因は、やっぱり翠玉のリ・マージョンのせいか?
そして、ドミヌーラはその時、何を思ったのだろうか?

戦争に勝つ為、シムーンを徹底解明する為、「神の乗機」を分解するワポーリフ
だがワポーリフにとって、シムーンは只の機械としか見えなかった。
しかし、ドミヌーラは違った。
ワポーリフには只の「螺旋」にしか見えなかったパーツ――ヘリカル・モートリス。
螺旋の闇に「何か」を見て、ドミヌーラは涙を流し絶叫!
一瞬にして廃人になってしまう!
何が見えたんだ!?
ヘリカル・モートリスが空間と時間を操る――重力エンジンだとしたら、「アリス」*1の様に並行世界を観測したのか?
ようやく、一番の謎に触れてきたかな?