ガラスの艦隊 第12話

ヘクターは和平を望んだんじゃなくって、もう逃げたかっただけでは?
元々「剣」を振り下ろす事に躊躇いがあったヘクター。
だが、もう戦いは始まってしまった――剣を振ってしまった。
それでも彼は「剣」の仕舞いどころを探していた。
・・・もう、「剣」を仕舞える場所なら、何処でも良かったのかもしれない。

――ぶっちゃけ、和平が成立しても、貴族主義はなくならないでしょ?
一時的に圧政が止まり、元・人民軍が力を失ったらまた始める。それだけ。
人民軍が掲げる「平等な自由」なんて、銀河の統治を目指すヴェッティには邪魔なだけだし。
ん? ヴェッティの「金色の瞳」と同じモノが、クレオの胸にある!?
なんか同じ様な発作も起きてるから、本当に同じモノなんだろうな。
そうなると、クレオの命も長くないんじゃ・・・

なんか・・・ヘクターは裏切るし、クレオも倒されたし、ミシェルさえも捕まる(?)し・・・一気に絶体絶命に追い込まれたな。
まぁクレオさえ大丈夫なら、戦況を覆られそうだけど。