夢使い 第9話

塔子が失った「大切な人」は、父親だったのか・・・
しかし、父親を殺した「悪夢」が塔子に似ていて、狐の面を掛けているのは一体何故?
素直に考えて塔子の「悪夢」だったのか、深く考えて――月曜星(陰曜星)なのか・・・?
あとどうでもいいけど、父さんが凄く若く見えるね。

こいつ、絶対に境界性人格障害と鬱を併発してるな。
それと、塔子と少年は確実に違う部分が在る。
塔子は・・・本当に虚ろになって、現世に未練が無いけれど、少年は虚無感をもたらしたこの「世界」を憎悪している。
憎悪と、「世界」に意味を与える為に「外」に向けられた破壊衝動。虚無を根元とした絶望による自己破壊願望――自殺願望。
だから少年にとって、あの竜は「悪夢」ではない。
あれは、自分の願いを叶えてくれる「夢」だ。
だから暴走しない。
その存在目的は「世界」の破壊と、宿主――少年を殺す事なのだから。

彼は塔子の心に黒いモノを残し、夢を叶えて死んだ。
少年に会った事で、塔子にどんな変化が訪れるのだろうか・・・