ゼーガペイン #08

十凍京が虚無感に囚われるのも仕方がない気がする。
だけど・・・これさえ只の通過点に過ぎないのか・・・
クリスの話を聞く分だと、どうやら以前の十凍京は自分の「存在」を肯定していなかった様子。
――その事をルーシェンや紫雫乃は知っていたのだろうか?

「守る意味」を感じさせる為、京を「現実」の舞浜に送り込むが・・・パートナーはメイウー。
もちろん、以前の上海サーバーの件を根に持っているし、今の京は、あの時の愚かさを理解している。
それを解っていて組ませるとは、かなりの荒治療だな。

実のところ、ゼーガペインの場合は「自分」と「世界」がちっぽけな箱の中に存在すると知ってしまっただけで、大して現実と変わらないな
我々の現実だって「アザトースの夢」や「胡蝶の夢」ではないと否定出来ない。
・・・もしかしたら、『私』達は「神様の人形遊び」で、自我なんて無いのかもしれない。
だが、誰が何と言おうと『私』は「世界」を感じるし、『私』という「存在」は確かに此処に在る*1
例え自分が「情報」というデータで、「世界」が量子コンピューターで出来ていても・・・『私』が「世界」にいるという事は、『私』は存在する――生きているという事だ。

ところで、今回の戦闘で疑問が湧いたんだけど、QLって何?
水で遮断・防御出来たという事は、ガルズオルムの攻撃はレーザーかビームの類でしょ。
それを無視するゼーガペインのホロニックアーマー――QLは一体何なんだろうか?

*1:コギト・エルゴ・スムってやつだね