ゼーガペイン #06

世界設定の伏線がブレイク!
個人的にはすごく面白くなってきたけど・・・絶対偏見入ってるな。
もう量子力学ってだけで、面白さ150%になってる気がする(^^;)

しっかし・・・さすがにそこまでは想像してなかったな。
一握りの人間が生きていて、それがセレブラントなんだと思っていたけど・・・人類はとっくに全滅してるのね。
例えセレブラント達が勝っても、人類は助からないのか・・・

本編

あやふやだった「世界」。
それが「現実」で敵が「人間」だと知り、動揺する十凍京。
だが、世界の真実は希望さえなかった。
敵は「得体の知れない何か」。そして人類は――世界は、その「何か」に滅ぼされた後だった。
「幻体」
「人間」は量子コンピューターに保存されていている「データ」にすぎない。
――人類とAIの違いはあるのだろうか?

デカルトやバークリーが出てくるとは・・・十凍京、性格に似合わず博識。
量子力学の授業を受けていたのは伊達じゃないって事か。
・・・というか、俺もバークリーという哲学者を初めて知ったよ・・・
でも、実際はそんな哲学者知らなかっただろうな。
知っていたのは「十凍京」――再生前の人格だ。

本当は理解している。
世界の事も。人類の事も。・・・自分の事も。
だけど認める事が出来ない。
自分がデータだなんて・・・人間じゃないなんて――「私」が存在しないなんて。
母親や店員、街の人を見ないのは、京が「必要」としない為。
・・・だから今までも「他人」が出てこなかったのか。
必要としないデータだから、処理を軽くする為に再現されていないのだろう。

シミュレーターという名のゲーム。
・・・何の事はない。「日常」も「ゲーム」も『同じ』だった。
だから今までゲームが強調されていたのか・・・誤解してたよ。

「現実」を確認しようと、東京へ出かける京。
だが・・・東京サーバーはすでに存在しない為、東京へ辿り着けず、何度も舞浜へと戻ってしまう。
「世界」は舞浜しかない事を実感してしまう京。

今の十凍京の症状は、境界性人格障害に近いと思われるけど・・・問題なのは、それが思い込みや錯覚ではないということか。
本当に世界は虚ろで・・・周りの人間が「人」とは限らない。
現に京の周りには「人」と認識出来るAIがいるのだから・・・

あと、アークの顔の右半分って、いかにもデータが欠損してそうだな。