獣王星 第4話

サードは・・・今の体制を否定しているというか、馬鹿にしている感じがするな。
確かにキマエラの法は「効率良く生きる方法」が基準で、「人間らしく」とか「自由」とかは考慮されてないからなぁ。
しかし、自分から動かないのは何か理由があるのだろうか?
・・・案外、以前言っていた「面倒くさい」というのが本音なのかもな。
サードの言う通り、トップになれば色々と責任がついてまわるし・・・。
だから代わり=トールを選んだのかもしれない。

サードが撃たれても平然としていたティズが、トールの寿命を聞かされただけで動揺していた。
――ティズもトールとの出会いで変わり始めている。
おそらく・・・生まれて初めて、「死」について考えたのではないだろうか?
コリンにお礼を言うトール。
――お前相手がどんな奴が本当に分かってる?
そいつ、両親殺害の実行犯だぞ!
現にコリンの方も難しい顔をしているし・・・
オーディンの命令だった事に動揺しているのか、コリンに罪は無いと思っていたのか・・・

何者かに殺されてしまうコリン。――犯人は誰だ?
あのトップが事件隠匿の為に殺した可能性もあるけど・・・どうもしっくりこない。
やっぱり・・・殺したのはラーイではないだろうか?
OPでトールと戦っているのはラーイっぽいから、たぶんラーイは生きている。
だけど、あの状況で助かっていたとしたら、相当荒んでいるだろうな。
ラーイからすれば「トールに殺されかけ、見捨てられた」のだから。
その状態のラーイが実行犯であるコリンの事を知れば、間違いなく殺すだろうし。

・・・今のところは良い感じなんだけど・・・トールが子供のままでいられるのは、あと何話なの?
堂本光一が死ぬ程不安なんですけど!
・・・頼むからそういうの止めてくれよな・・・
こうなりゃ、奇跡的に上手い事を願うしかないか。