シムーン 第4話

段々と明らかになっていく他国の現状。
どうやら、今は産業革命の最盛期で・・・おかげで大気汚染が酷い様子。
石炭等の火力発電により、煙突からは常に黒煙を出し続けられ・・・人々には結核(?)が蔓延している。
しかも、性別を決める「泉」はどっかの国が独占している為、生まれた時に投薬と手術により男性を生み出しているしまつ。
そして彼等は生き延びる為にも新エネルギーを求め――宮国の「ヘリカル・モートリス」に目を付けた。
自分達が公害で苦しんでいる間も、奴らは「拾った」新エネルギーで健康な生活を満喫し、貴族ぶってやがる。
おまけに泉もあるから性転換手術も必要無いし、あまつさえ性別を自分で選べるという。
・・・宮国、狙われて当然だな。
他の国も頑張れ!! お高くとまった奴らに鉛弾を腹一杯喰わせてやれっ!!
そして宮国サイドも・・・段々と明らかになっていくアーエルの幼稚さ。
他の奴らよりかは「戦争」がどういうものか分かっているけど・・・所詮は信者か。
それに、他の奴らも別に大人になってるわけじゃないし。
流されるままに生き、自分で考えようとしない愚かさ。
偶然手に入れたエンジンの恩恵に頼りまくり、それが当然という情けなさ。
巫女気取りで、今の環境を当たり前の様に受け止め、他国の事なんて考えない傲慢さ。
――こいつらは大人になったんじゃなくて、「自分」を無くしただけだ。
・・・ここまで書いて思ったけど・・・宮国って先進国のメタファ?