舞-乙HiME 第19話

・・・アスワドの民の生活って、間違いなく狙ってるよね?
まんまナウシカの生活なんですけど・・・

「護衛」という名目で、ガルデローベを占拠するナギ。
シュヴァルツの手から生徒を守るということだが・・・お前の隣に居るスミスは何なんだよっ!
ということで、現在のガルデローベの状況はアルタイ公国に占拠されているも同然。
学園はアルタイ公国の兵により「護衛」され、五柱であるシズルは監禁状態。
生徒もかなりの人数が居なくなっていて・・・当然アリカとエルスティンの姿もない。
イリーナ・ウッズが二人を心配しているけど、ニナに二人の行方を聞くのは間違ってるぞ。

偶然、マシロを発見するアスワドのサイボーグ達。
通常なら谷に近づく者は誰であろうと殺すが、マシロが「蒼天の青玉」のマスターと分かり、谷に連れて行くことに。
そしてマシロがアスワドの本拠地「黒の谷」で再開したのは、なんとアリカとミコト。
マシロと同様に、二人(一人と一匹)もミドリ達に拾われていたらしいが――なんでアリカと一緒にミコトが居るんだ?
しかも発見時の体勢からして、ミコトがアリカを守った気が・・・
介抱されて、命は助かったが・・・全てを失くしたと言うマシロ。
だがミドリは、マシロのその言葉をキッパリと否定する。
ミドリからすれば、まだマシロは全てを失ったわけではない。
――つまり、ミドリは全てを失くしたことがあるという事か。

かつてこの星は緑豊かな星――テラフォーミングがちゃんとされた星だったが、「12王戦争」で荒廃した世界になってしまった。
黒の谷も、失われた「科学」によって造られた兵器によって、一夜にして滅んでしまった。
しかも・・・それだけで事は終わらず、わずかに生き残った人々も病(遺伝的欠陥?)に罹り、長くは生きられなくなってしまった。
――彼等が「呪われた民」と呼ばれていたのは、その病が原因らしい。
発達したサイボーグ技術も、発病した・・・使い物にならなくなった躰の代りに存在する模様。
ミドリも似た様なもので、サイボーグの代わりにナノマシンで躰を維持しているとのこと。
アスワドの民が「失われた科学」を求めていた訳は、こういう背景があったからか・・・。
そりゃ必死になるよな。

15年前の風華宮侵入事件は、やっぱり内部の裏切り――内務大臣の手引きがあった。
そしてアスワドとシュヴァルツは城に攻め入り・・・ラドはレナを殺した。
だが、アスワドにとって戦士の死は尊いもの故、レナを手厚く葬ろうとしたがスミスに遺体を奪われてしまった。
それ以来、アスワドの民とシュヴァルツの関係は悪化したと。

コーラルや、5柱のGEMの母体は・・・真祖「フミ・ヒメノ」だった。
GEMを生み出す者の条件は、「かつて乙HiMEで後に子供を産んで母親になった者」
スミスはいつかガルデローベの技術を得て、「フミの乙HiME」の対抗戦力としてレナを連れ去ったらしい。
・・・なんでただの人間が、あんな強酸を生み出すんだ・・・?

ニナに生け贄を選ぶよう命令するナギ。
これで共犯者にして、後戻り出来なくするつもりだった様だが・・・タイミング良くセルゲイが現われ、自分が代わりに実行すると宣言。
ニナは「未熟」という言葉にカチンときたみたいだけど・・・やっぱりセルゲイにとっては、ニナも大事な人なんだな・・・。

というわけで、今回もナツキは「ヒッチハイク」をするのでした。
しかし・・・猥褻物陳列罪と風紀紊乱で捕まるとは・・・(笑)
あと、さすが紫子というか井上喜久子
17才と言い張ってます(笑)