交響詩篇エウレカセブン 第42話

ノルブ達に欠けていて、レントン達が持っているモノ――最古のLFOニルヴァーシュ
きっと、ただのLFOでは駄目なんだろう。ニルヴァーシュでなければ「船」としての役割を果たせない。
だが、何故そんな重要なものが1機しかないんだ?
現に、重要な存在である「人型コーラリアン」は最低でも2体は創り出しているじゃないか。
なのに、何故「船」は1機だけなんだ? もしくは、何故目立つ所に発生させなかったんだ?
・・・サクヤとノルブにもニルヴァーシュがあれば、ゾーンを突破出来たかもしれないのに・・・

エウレカレントンの為に結界の逆流――「ポロロッカ」を起こすサクヤとノルブ。
そしてホランドと月光号も、抗体コーラリアンの群れに突入し、二人の為に「道」を切り開く。
それは二人の為だけじゃない。この世界の未来の為に、大切な誰かの為に、自分の為に、みんなは二人を送り出したのだ。

戦う為に、自ら薬を打つアネモネ
その理由は・・・デューイが必要としているのは戦えるアネモネだから・・・
薬を打ち続ける事は、寿命を縮める事だと分かっている。
だけど――デューイが必要としなければ、アネモネは捨てられる・・・殺されるだろうから。
だけど、結局アネモネはゾーンを越えられなかった。
アネモネがゾーンの中で見たのは、手を取り合う、サクヤとノルブ、エウレカレントン
――そして誰かの親と、自分に手を差し伸べてくれる「誰か」。
アネモネが突破出来ず、かといってサクヤの様に崩壊しなかったのは・・・アネモネに対が居ない為。
つまり問題外だったのだろう。
あと今更気付いたけど、アネモネの目というか、眼球の赤い線が「本物」と違うね。
アネモネ」がそうなってしまったのか、「偽物」だからそうなってしまったのか・・・始めの方を見直さないと分からんね。

ゾーンの中で、ノルブ達が彼方に去っていくのを見届ける二人。
・・・やっぱりサクヤとノルブは・・・(T_T)

グレートウォールの先にあったのは――日本!?
どうなってるの!? 偶然、日本列島のカタチになったのか? 「誰か」の意思を反映して日本が形作られたのか?
それとも・・・この惑星は地球なのか!?
この世界が遥か未来の地球なら、色々と納得がいくんだけどなぁ。
デューイが古代の地球の姿、遺跡を知っている理由も、発掘、或いは残された文献から知ったのだろう。
そして未だに「日本列島」が姿を保持しているのは・・・ここが物理宇宙が崩壊した世界だからか。
物理法則が通用しない、つまり「時間の矢」なんて存在しないのならば、「古代の日本」が存在しても何らおかしくないな。

追記

49話まで見て思った事。
ニルヴァーシュが1機しか存在しないのは、「くだんの限界」を防ぐ為だろう。
「人型コーラリアン」は人間を模して作られたモノだから知的生命体としての「容量」は大きくないだろう。*1
だが、ニルヴァーシュがスカブコーラルよりなのは、指令クラスターの代わりになれる事からも想像がつく。
つまりニルヴァーシュLFOの生産は「容量」が大きくて、「くだんの限界」が近づいてしまう。
だからスカブコーラルはニルヴァーシュを1機しか存在させなかったのだろう。

それと、もう一つ。
深夜の再放送を見ていて気付いたんだけど・・・「オレンジ」の試作機が月光号だったのね。
隠し撮りされた「オレンジ」のシルエットは、まさに月光号そのもの!
だから大気圏離脱が可能だったのか・・・

*1:それにサクヤはあんな状態だし・・・