舞-乙HiME 第18話

ナツキ、ナオ達と接触するミユ。
正式名称は「〜インテリジェンシャル〜ユグドラシル・ユニット」と言うらしいが・・・舞-Himeの深優の正式名称は何だったかな・・・?
そして――かつて彼女が愛し、全てを捧げた人は「ミユ」と呼んでいたらしい。
・・・アリッサ・シアーズのことでしょ?

外交問題だろうと関係無く、ガルデローベに向かおうとするハルカ。
国の重要人物とは思えない行動だけど・・・人間としては一番正しいと思うな。

全てを捨て、親友さえも殺してセルゲイを選んだニナ。
・・・もはやニナにはセルゲイしかいない。
もしセルゲイに拒絶されたら――ニナは存在理由を無くすだろうな。

強制退去させられた貧民街の人に混じり、逃亡するマシロ。
だが知り合いも無く、生活能力も無いマシロは孤立する。
初めは他人の助けをあてにし、それが当たり前の様に考えていたが・・・
女王への不平・不満・・・自分の行動がどういう結果を招いていたのか、ようやく識るマシロ。
最後の希望である、自分は女王―――選ばれた人間―――ということも、もはや否定された。
結局、自分という愚かな人間のせいで、多くの人々を絶望に追い込んでいたのだ・・・

そんな時、救いの手を差し伸べたのは、以前ニナのペンダントを奪った少女――ミミだった。
水やスープを恵んでくれ、話し相手にもなってくれたミミ。
――人の暖かさ、優しさを感じるマシロ。
だが・・・ミミの父親は、マシロの無策な国政により店を奪われ、堕落して野垂れ死んでいた。
ミミを不幸にしたのは自分だった。

そして・・・王宮の女官――アオイ・セノーが見つかった事で、事態は急変する。
難民の女王への不満をぶつけられるアオイ。
そして女王の居場所を吐くか、崖から落とされて死ぬか、選択を迫られる。
――確かにマシロを野放しにしていたアオイ達は責任がある。
しかし、それは死をもって償われるものではなく、行動によって償うべきものだ。
だが・・・ミミでさえ、アオイが責められているのを「いい気味」と言う。
集団心理と、「差別する対象=弱者」をいたぶる時の残酷さ。・・・それは人間の最も醜い部分だろう。

松明を突き付けられるアオイ。
その姿を見て、助ける為に飛び出そうとするマシロだが・・・恐怖で動けない。
今自分が行かなくてはアオイが殺される。それが痛い程分かるのに足が動かない。どんなに望み、涙を流しても・・・。
そしてアオイは、マシロの姿を見付ける。
――マシロの様子を見て全てを悟ったアオイは、何も語らず、自ら崖から飛び降りてしまう・・・

アオイが飛び降りてしまった事を歓喜する人々。潔く飛び降りてしまったことを「つまらない」と言うミミ。
・・・大切な人を守れなかった。
自分を救ってくれた人は、王家に関する人々を無差別に憎んでいた。
――マシロは知らなかったのだ。人々の怒り・憎しみが、もはや殺意に変わる程だったなんて・・・

そしてマシロは彼等のもとから逃げ出した。
人間の汚い部分と、綺麗な部分を同時に見せられたマシロ。・・・この先、大丈夫だろうか・・・?