ガン×ソード 第20話

明かされる「同士」の目的、「幸せの時」の内容。
それは自らを分解、ハエッタが作り出した花(オルフェ)を触媒とし、カギ爪の男の意識を全ての人々に植え付けるというものだった。
全ての人々の無意識に潜むカギ爪の男。どこまでいっても「私」=「カギ爪の男」しか存在しない世界。
・・・それは、事実上のカギ爪の男の世界征服では?
どうであろうと、「私」という自我は消え、相対的な善悪、価値観は無くなり、絶対的な価値観のみになるだろう。
―――やっぱこいつだわ。
人の精神を犯し、蹂躙する最低野郎だ!

自分を曲げた後悔は、死より自分を苛む・・・。銀魂を思い出すなぁ。
でも、この場合はヴァンやウェンディのことでもあり、カギ爪の男やミハエルのことでもあるから質が悪いな。
信念を貫くということは、誰かを傷付けることなのかもしれない。
前回のカロッサとの戦闘時、命を懸けたカロッサの攻撃により右目をやられた様子のレイ。
直接的な傷ではないが・・・治るのか? 治るとしても、間に合わないだろうな。
同士達の基地に辿り着くヴァン達。―――前回、反乱が起きた場所か?
基地内で生存者と地図を見つけ、目的地が判明し、気持ちがはやるヴァン。
刀に手をかけようとしているけど、抜かなくなっただけましか。
ミハエルを異常に恐れる生存者。
どうやらミハエルとサウダーデが、計画の根幹に必要らしいが・・・
サウダーデを恍惚の表情で見るファサリナ
サウダーデを見ていると言うより、「同士にとって重要な物」だから気になってる感じだな。
そんなファサリナの所へミハエルがやって来て、自らの悩み・・・反逆者達の言葉が気になり、不安が消えない事を正直に告白する。
色々あってまぐわう二人。
エロいなぁ。木村貴宏の絵がエロいのか、それとも倉田雅世がエロいのか。
・・・ミハエルはファサリナに惚れてるみたいだな。だからファサリナと肌を重ねたことにより、100%洗脳されたっぽいな。
しかし、ファサリナの背中の傷は一体・・・? 改造を受けたから? それとも、それより前に受けた傷か?
ウェンディの許へ、再度故郷に帰る様に―――最後通告をしに、そしてトモダチになる為にやって来る二人。
ミハエルは自分を信じるよう訴えるが・・・元々ウェンディは、その「兄の信じるモノが正しいのか」を確かめる為に、旅をしているのだから通じないよな。
その様子を見ていたジョシュアによって、全員がその場に駆けつける。
彼等にも旅を止めるよう、「幸せの時」の内容。世界に秩序を与える為に。全人類が同一化する為に。ミンナがトモダチになる為に「幸せの時」を発動するのだと。
そして・・・同士が不治の病により、残りわずかな命だと伝える。
完全に己の目的を理解するヴァン。
そう、今ヴァンがしなくてはいけないことは・・・あの野郎がくたばる前に、自らの手で殺す事だっ!!
世界がどうとか、秩序が何だとか知ったこっちゃない! 俺の望みはあの野郎を殺す事だけだ!*1
他の皆も「精神を他人に制御される」ことは理解し、ファサリナ達を拒否する。
話し合いが無理だと解り、ヴァン達の前を塞ぐファサリナのヨロイ「ダリア」
・・・しかし、戦いが終わったら、まだトモダチになろうとしているのを見ると・・・やっぱ、一番同士に共感しているというか、狂っちゃってるのはファサリナだよな。
というところで、次回に続く。

*1:そう思うだろう? あんたも! という言葉が頭に浮かんだけど、さすがにやめとこう