タイドライン・ブルー 第11話

魏の国の潜水艦、沈没。
あの早くて威力のある「ロケット魚雷」は、ロケットなだけに誘導性が低い(無い)んだね。カラクリが分かれば弱かったけど、まぁ物事なんてそんなもんか。
・・・こんな戦争を起こす為に、キール達の父親は地図を作り続けているのか? こんな世界の為に一人、宇宙に残ったのか?
違うだろっ! 親父さんは世界を幸せにする為に、宇宙に残って、地図を作り続けているというのに・・・!
父親の意志を無駄にしない為に、イスラ達やその子供が幸せに暮らせるように、何か方法はないかと模索するキールティーン。
そして出た結論は―――地図を、父親の意志を公表する事だった。
地図の事をグールドに話すティーン。
グールドの予想もアオイと同じく、公表すればまた紛争が起きるだろうとの事だった。確かにそうだろうけどさ・・・
・・・きっとアオイもグールドも、色々あったせいで人間を信じちゃ居ないんだろうな。
確かに「お偉いさん」はそうだろうけどさ・・・一般の人は違うと思う。儲ける儲けないなんかじゃなくて、まず生きる為に動くだろう。
そして「お偉いさん」の行動を制限する為に、アオイやグールドが動くべきなんじゃないのか?
そうすれば紛争が起きるにしても、「核」を使うよりは被害が少ないと思う。単純な「数字」の問題でも、+だと思うよ。
―――きっとこれは「性善説」とか「性悪説」の問題じゃないと思う。
初めて、自分が望む事を口に出すティーン。
それを見て、本当に嬉しそうなグールド。
そこに、血は繋がってないけど、本当の父と子の姿を見た。
アオイに地図を公表するように交渉しに行く3・・・4人
彼等を連れて行く様にグールドから命令されるジョゼ。
最後にグールドが一言、「帰還はしなくていい」
・・・メタセコイアは潜水艦に不利な場所。あえてグールドがそこで戦ったのは、罠なんかじゃなくて・・・(;;)
無事、アオイの元に着く5人。
しかしジョゼは、ユリシーズに戻るという―――艦長の命令を無視して。
こんなの・・・どうなるか分かってて帰る人を説得するなんて無理だよ・・・(T_T)
彼等はこの「悲しい戦争」を止められるのか!?