極上生徒会 第24話

体育祭の話かと思いきや、体育祭は全く無くて急展開な話。
宮司現当主、急逝。
金城兄の言葉からするに・・・当主にも自由は無かったらしいな。
『死』が唯一の自由になる方法だなんてな・・・金城兄も「おかしい」と思っている様子。
当主―――お爺様が死んだ事により、奏が当主になる事が決定。
回想でのちえりとの会話から、どうやら「神宮司」でも「能力」が発現する者としない者が居るらしい。絶対的な優性遺伝子ではないという事か。
この事から、当主は「能力」を持つ者が継ぐものと思われる。
体育祭当日、全校生徒の前で自主退学する事を発言する奏。
むろん生徒会の皆も納得しないが、奈々穂の言う通り、納得しようがしまいが、奏が退学する事は変わらない・・・
奏と共に一緒に行こうと金城奈々穂も学校を辞めようとするが、奏の願いにより「奏の夢」である宮神学園を守る為に、そして「もう一人の奏」を守る為に渋々残る事に。
「もう一人の奏」ってやっぱり・・・だよなぁ
奏の望みは「宮神学園を今のまま守る」こと。しかし「神宮司奏」が存在しない宮神学園は、それだけで前とは違うモノになってしまう・・・。
その変化は精神的だけではなく、物理的にも表れる。例えば・・・「神宮司奏」を監視するという目的の為に入学していた銀河久遠は、退学届けを出して命令されるより先に、自主的に去ってしまった。
独自に奏会長に会いに行こうとしていた蘭堂りの、和泉香、飛田小百合&角元れいん市川まゆら。そしてそれを予想していた金城奈々穂は、他の皆も連れて「極上生徒会」として奏に会いに行くのだった。
・・・他の面々は良いけど、奈々穂達「神宮司」に関わる者にとっては重大な決心だよな。ヘタすると、ある意味「反乱」になるし・・・
それに本人は気付いてないけど、りのが神宮司に行くという事は、神宮司にとっても重大な事だろう。
なんせ等親的には奏と変わらないだろうし、能力に目覚め始めている。それに「プッチャン」という重要な存在の所持者―――もしかしたら「神宮司奏」の代わりに「蘭堂りの」が当主になるという可能性だって・・・