交響詩篇エウレカセブン 第21話

悪夢にうなされるレントン
エウレカの「ウソだといいね」という言葉が思い出されるな。
本当にウソだったら・・・ただの悪夢だったら良かったのに。
ヴォダラクの高僧のおかげで、スカブが剥がれ元通りになるエウレカ
まぁぶっちゃけ、高僧のお経は意味無いと思うけど。
スカブが剥がれたのは―――あの光る液体の効果だった。まさかここで必要になるとは・・・てっきり忘れてたよ。おばさんは、いずれこうなる事を知っていたのか?
曰く、「第8廻界(漢字は当て字)の果てから、第3廻界に戻って来た者が、この様な状態になる」との事だが・・・何それ?
「第3廻界」=現実世界で、『3』がついていることから・・・「第3廻界」=「3次元」なのは間違いないと思う。じゃあ「8次元」って何?
調べてみたけど・・・ツイスター空間だとか、「世界線が重なって世界面になった状態」とか言われても分かりません。(でも、この7次元の説明が本当なら関係あるかも・・・)
―――となると、「第8廻界」は考え方を変えて「第八識」の事かもしれない。つまり「阿羅耶識」とか「普遍的無意識」、「集合的無意識」と呼ばれる形而上学的なモノ。
そう考えると、本棚が沢山有ったのは、本=人として、その本が同じ場所―――同じ世界に存在しているのは、まさに「集合的無意識」と呼ばれるに相応しいモノだろう。
結論:エウレカはトラパーを媒介して、人の「集合的無意識」に触れ、「自分」という存在を識ってしまった。・・・という事か?
なんかレントンが、バリボリお菓子食べてるんだけど、過食症にでもなったか?
「人殺し」というのは過食症になるには充分すぎるストレスだろうし。
誰かに優しさを、救いを求めるレントン。しかしゲッコーステイトの皆は、あえて普段通りに接触してくる。
レントンはそれを寂しいと思っているが・・・「普段通り」というのが、一番優しい対応の仕方だったと思うぞ。
だってマシューの言う通り、考えれば分かってたはず。
積んでるLFOは全て武装しているし、軍からは「テロリスト」と言われているではないか。
襲ってくるから反撃して、結果的に敵は殺すし、仕事の都合上軍と戦闘になることがあったら、こっちの一方的な都合で相手を殺している。
・・・ゲッコーステイトにとって、殺す事は日常だったのだ。
エウレカを守る為に戦い、結果的に殺していた」 そうやって免罪符を得ようとするレントン
しかしエウレカに「それでも死んだら何も残らない」―――どんな理由が有ろうとも、殺した事は変わらないし、その人の『未来』を永久に奪ったという事実は変わらない。そんな当たり前の事にも気付いてなかったの?
そんな感じで、自分の無知、認識の甘さを追求されるレントン
そして、エウレカに嫌われたと思い込んだレントンは、ますます凹んでいく。
月光号に居場所が無くなったと思い込み、去ってしまうレントン
だけど居場所が無くなったのは、皆が変わったからではない。
レントンが変わってしまったから、今までの居場所には居られなくなっただけ。それだけだったのに・・・
アネモネ久しぶりの登場。
それにしても「デューイの言葉」というだけで、あんなにも態度が変わるのは洗脳されてるとしか思えないな。デューイならそれぐらいやりそうだし。
やっとOPに出てる新キャラ登場。
乗ってるLFOは、腰の部分にボードがいくつか付いてる様な構造らしく、リフボードが無くとも空中戦が可能。
というよりボードに乗ってないから、完全な空中移動が可能。でもその分、ボードの調節が難しいんだろうな。絶対玄人じゃないと扱えなさそう。
話から見て、デューイとは知り合いで元軍人。抜け出す時にLFOを貰って(奪って?)今は傭兵稼業の身。
基本的には享楽主義者らしいが、どうやらホランドとは深い因縁がある様子。ホランドのライバルか?
一方、レントンが居なくなった事に気付いたタルホ。
「戻って来たら尻叩き!」と言ってるってことは、連れ戻す気なんだろうな。レントン、居場所がここにちゃんとあるよ・・・
逃げ出してしまったレントン。この先どうなるのだろうか?
・・・でも、逃げ出しても仕方ないよな。
大人でさえ、戦場に行ったらトラウマになる人が多いのだから、子供が「人殺し」の実感に耐えられるとは思えないな・・・しかも大義名分が無いのだから・・・