創聖のアクエリオン 第21話

なんかシリウス変わったなぁ。
表面的な美しさに囚われなくなったし、人付き合いも良くなったな。
アポロとも普通に話しているし―――というより、アポロの事をそれなりに認めてるのか？
麗花が「グレンが堕天翅の子供（双翅）の羽根に苦しめられている」という夢を見る。
・・・本当にただの夢？　新国連が何かやってるんじゃ・・・
例えば、素質有る人間に、堕天翅の力を植え付けるとか・・・
麗花に「仲間に堕天翅が居たらどうする？」と聞くシリウス。打ち解けてきたからこそ、自分の秘密を受け止めて貰えるか知りたかったのだろう。
しかし「戦う」と言ってしまう麗花。あんな夢を見た後だからかもしれないし、そもそも、その堕天翅がスパイなのか、本当の仲間なのか言ってなかったのがいけないのかもしれないけど・・・
とにかくシリウスの事を否定してしまう麗花。あ〜　フラグが立ったっぽいな。
自分がアポロに嫉妬していた事を受け入れてるシリウス。
そして、まだ嫉妬する可能性があることも認めている。
人として成長した様に見えるけど・・・なんかおかしいな。不安定な気がする。
剣ではアポロに負けられないと、必死になるシリウス。
アポロが優れている事を認めているのもあるんだろうけど、なんか自己の確立に必死になってるな。
現れる黒いケルビム、ヴェルルゼバ。そして搭乗者はやはり頭翅。
戦闘中シリウスに語りかける頭翅。そして次第に堕天翅族に共感を覚えていく・・・
ヴェルルゼバに敗れるアクエリオン。そして引き寄せられる様に頭翅の元へ向かうシリウス。
麗花の呼びかけによって我に返り、戻ろうと手を伸ばすシリウス。そして、その手を掴もうとする麗花。
しかしその時、シリウスの右手から羽が現れてしまう。
堕天翅を彷彿させるその姿に、麗花はその手を戻してしまう。
ショックを受けるシリウス。麗花は、慌ててもう一度手を伸ばすが、シリウスはその手を掴まず去ってしまう。
人間達は、シリウスとシルヴィアに堕天翅の血が流れている事を知らない。
そして知れば、態度を一変するかもしれない。
しかし堕天翅族なら、その事を知っているし、今こうして迎え入れてくれている。
堕天翅族の元こそ、自分の居場所だと信じて行ってしまうシリウス。
これはどうなるんだ？
司令が言った、アポロニアスの言葉から思うに・・・『アポロニアス』の転生って２種類居るんじゃないの？
魂の転生先であるアポロと、自らの血の繋がりの先―――ある意味アポロニアスの肉体―――にあるシリウス。
つまりこの二人とも『元・アポロニアス』と言えるのでは？
まぁ司令の言葉を、もっとよく聞かないと何とも言えないな。