創聖のアクエリオン 第7話

嫉妬変性剣っておいおい。この技ってアポロと仲良くなったら使えないんじゃないの?
もしくは堕天使族に嫉妬するのか?
嫉妬するという事は、相手に共感する部分を認めたという事。
本当に嫌いなら、無関心になるか憎しみを持つだろう。
しかし嫉妬するというのは、相手が自分が望むモノを持っていると認識し、それが手に入らないと分かった時に発生する感情である。
よって、嫉妬するという事は、相手に共感を覚えるところから始まるモノである。
「太陽の翼」であるかどうかなんて、気にする必要がない。という態度をとっておきながら、アポロが太陽の翼であることを否定し続けてきたシリウス
結局、誰よりも「太陽の翼」に拘っていたのはシリウスだった。
シルヴィアと一定の距離を置いていたのも、何て事はない。過去生を持ったシルヴィアに嫉妬していたのだろう。
自分がどんなに天才と呼ばれ、どれほど努力を積み重ねても、太陽の翼にはなれないし、過去生は思い出さない。その「才能」だけは手に入らないのだ。
嫉妬や不安といった感情を、自分から切り捨てるのではなく、それらをも受け入れて生きろと言う司令。
司令が言っていた通り、憎しみや不安は力となる。そのまま負の感情に従って生きてもよし、逆に負の感情を抑え込む為に努力するのも良し。負の感情とは、生きる原動力となり得るのだ。
それに負の感情があるからこそ、正の感情があるのだから。
この作品でも重要なキーワード、輪廻転生。でも完全な転生は、呪いでしかないよな。それはリムーブカースを読んだ人や、ファンタジックチルドレンを見ていた人だったら分かると思う。