二十面相の娘 第5話

この作品では、『二十面相』は「二十の顔を持つ」と言うより、「二十の姿を持つ」なんだね。
名前から思うに、『二十面相』が窃盗団だと知っているのは少数派なんだろう。
だから、船長が「表」に出てる時は「中年男性」に化けてる事になり、ケンなら「黒人の少年」、チコなら彼女の言う通り「東洋人の女の子」が『二十面相』になるのか。

アンジーが「悪」そうで本当によかった。
裏切られてたから救われた、というのも珍しいよなぁ。
知ってから改めて見ると、父親が出てこない事も、忍び込んでるのも納得。
警備員に見付かったら、アンジーも正体がバレちゃうからね。
でも――アンジーが言った事は事実です
美術品が盗まれたら、そこの警備員は責任を追及されるし、捕まえられない警察も無能呼ばわりされる。
二十面相の動機が何であれ、「犯罪者を捕まえられない」のは事実だし・・・それで犯罪が助長されている可能性だってある。
盗まれてから歳月が経っていれば、純粋にその作品を愛している人だっているだろうし・・・
二十面相がそういうの以外「だけ」狙っている可能性もあるけど。
盗む相手が確実に悪人だったら、罪悪感無いんだけどなぁ。

あ〜 まだまだ俺も人間として駄目だなぁ。
正直、ダンは始めチコを嫌ってるのかと思ってたけど――よく考えれば「居場所」を与えてるじゃん
どんな仕事があるか、何をやればいいか、それを教えてくれてるんじゃん・・・
口調がぶっきらぼうで、ダンの優しさに気が付かなかったよ orz

虎ー!!
公式に書いてあったから、再登場するのは分かってたけど・・・もっとチョイ役だと思ってた。
ワザとじゃないと信じたいけど――ケンはついに人を殺してしまったなぁ。
しかも「虎」にやられた傷で失明してるっぽいし・・・