ゼーガペイン #11

・・・ついにアークが逝ってしまった。
残されたクリスは、これからどうするのだろうか・・・?

最後の思い出作りに、舞浜でデートをするアークとクリス。
十凍京は守凪了子に頼んで、その「オモイデ」を写真という「カタチ」に残そうとする。
だけど・・・その「カタチ」は残るのだろうか? ――世界が終わってしまっても。
せめて「最後に写真を撮った」という良い思い出が・・・心に残るといいな・・・

アークの決意。
残されるクリスの為に、犬を飼う事。・・・1人にはさせないという想い。
クリスの決意。
――アークが逝く時は、自分も共に逝く事。
・・・だけど、アークはクリスの死を許さなかった。
私が死んでも、あなたには生きていて欲しい。
それは愛する者を残して逝く者の、当たり前の考えかもしれない。
だが残される人にとって、それは呪いじゃないのか?
死んでしまっても独りじゃない。仲間が――友がいる。
でも、大切な人はいないんだ。
それは・・・誰がいても決して埋められない。

だからクリスに京の言葉は届かない・・・誰の言葉も届かない。
届くのは、同じくらい苦しみを受けているアークだけ。

ガルズオルム――名の由来はミドガルズオルム。
さしずめ、ガルズオルムが目覚め、世界を破壊した出来事はラグナロクといったところか。
世界を破壊し、「世界」になった者達だから「ガルズオルム」と名付けたのか?
それにしても、アビスとシンが・・・ね。
普通の作品なら只のクローン兵士なんだよ。
だけど・・・残されたデータを基に、何度でも複製されるという事は、ガルズオルムもセレブラント同じという事。
なのに、こっちは受肉出来ず、存在が不安定なんて・・・何かずるいよな

ふと思ったけど、守凪了子が「目覚め」始めたのって、アークが崩壊し始めたからでは?
「世界」がアークの代わりを必要としたとか。