獣王星 第6話

とりあえず、一番の不安因子だった堂本光一結構普通だったので安心。
さすがにプロである高山みなみには及ばないけど、これなら違和感ないな。
・・・って、今気付いたけど、サード役の人もそういう人だったのか。
道理で一番下手違和感あるわけだ。
でも映画版ポケモンとかで出てくる芸能人なんかよりよっぽど聞けるから、頑張っている感じがして好感が持てる。

本編

一気に前回より3年が経過。
トールもすっかりトップらしくなり、部下の信頼も厚い模様。
だけど・・・トールに残された寿命って、あと何年だ?
もう、あまり時間が無いと思うんだけど・・・
そんな状況でも、「獣」になり獣王への最短距離を行く事を良しとしないトール。
――最後まで人である為に。
チェンや「サン・リング」のトップ等々・・・何だかんだ言ってキマエラにも「人」が結構居るよな。
まぁ凶悪犯やキマエラ生まれの人間だけじゃなく、思想犯も入れられてるだろうから、当然と言えば当然か。

しかし、幼い頃助けてくれた(?)ザギは獰猛な「獣」となっていた。
多少の犠牲なんて気にせず、トップの地位にさえ目もくれず、略奪を繰り返す「ブラン・ロウ」。
・・・だけど、サードが言った通りあくまでもザギの行いは「人」としての行為だよな。
生きる為ではなく、別の理由で殺したり、地位を気にしない様はまさに人間。
動物――獣なら、極力争いを避けるだろうに。
ちなみに、ザギの戦闘スタイルはアサシンっぽい感じ。
銃を捨てたり、剣を捨ててみたり、とにかく相手の油断を招き、その隙に一撃必殺する感じ。
猪突猛進な奴が多そうなキマエラでは有効な手段だろうな。
・・・戦う為ではなく――殺す為の剣か。

サードには愛した女性が居る。
しかし自分は罪人となり・・・彼女は別の場所にいる。
サードの真の目的は意外とシンプルで・・・彼女に会う事なんだろう。