舞-乙HiME 第5話

結局、一番心配していたのは、ニナだった。
自分達の未来を、夢を懸けて闘った者だからこそ、その夢へとの熱意がどれ程か知っていたのだろう。
イリーナの推理によって、事件は解決を見たが―――あの推理って、根拠が無いよな。
いつも柵に引っかかるとは限らないし、引っかかっても破れずに宙づり状態になる可能性だってある。
そもそも、ミコトが『獲物』をみすみす手放すとは思えないのだが・・・
と、思ったら、学園側もあの推理は穴だらけと分かっていた様子。
ただ事件を終わらす為に、あの推理で納得したっぽいな。
しかし、ナツキはアリカの後援者―――セルゲイ―――が何を企んでるか分からないと言っていたが・・・きっとセルゲイは、本当に善意のみで動いてると思うな。
それこそ本当に、アリカの母親に恩義を感じているから後援者になっただけだろうし。
事件の方も、ナオの力を借りたニナが真相を暴いていた。
真犯人―――制服を盗んだ生徒に「警告」をするニナ。怯えて逃げ出す生徒。
しかし逃亡中に誰かに遭遇。どうやら今回の黒幕は別に居た模様。
・・・どうやら黒幕はトモエ・マルグリットで、性格もそうとう黒そうだ・・・
ついでの一言。
ついに舞衣が登場!・・・店内のポスターだけだけど。
まぁでも、やっぱりこの世界にも舞衣が居る事は確定だな。