ガン×ソード 第18話

OPが変わった。ヴァンの覚醒に合わせ、OPも第2段階へと進んだか。
どうやら気のせいではなく、まだ出てない「重要な」ヨロイがあるみたい。前回、シルエットらしきものを発見した時は自信がなかったけど・・・
キャラクター紹介と同時に、各々のヨロイも登場。―――なんか、他の仲間も強力なヨロイを手に入れるんじゃないだろうか?
しかし、「カギ爪の男」の後ろにも謎のシルエットが登場。・・・あれは月か? 少なくとも、衛星兵器と思われる。
世界中の人々が幸せになる方法があると思いますか?
私は、そんなものは無いと思います。
今回は、そんなネオ・オリジナルセブン側の話。
間近に迫る「幸せの時」。詳細はごく一部の人間しか知らない様子。
その事に不安を抱き、不信感を抱く人間も現れ始めているらしい。
それを解消する為に、詳細を発表する様に「同士」に頼むファサリナだが・・・
この野郎! 恥ずかしいとか、苦手とか言う理由で、言うのを渋っていたのか? ムカツク野郎だ・・・!
サウダーデの追加改良と、ミハエルの登録が終了。
・・・前回の金属繊維はサウダーデの追加装備だった様子。
とにかく耐熱性に優れている様だが・・・
壊してしまった通信機を直して貰おうと整備室に戻った時に、偶然ミハエルはムッターカをリーダーとするヨロイ整備の人間が反乱を企んでいる事を知ってしまう。
そして事態は、一気にクーデターへ。
初めはその整備士達も、「同士」がやろうとしている事は、恐怖と力による統一政府の成立だと思っていた様子。
―――犠牲が出るのは分かっているが、それで世界がまとまり、より多くの人が救われるのなら・・・そう思って「同士」を手伝ってきた。
しかし色々なヨロイを整備し、サウダーデの能力を知った時に、「同士」がやろうとしていることに気付いてしまった。
「同士」は新政府なんて面倒くさい事は考えていない。もっと単純に、世界に平和をもたらせようとしている。
―――大量虐殺。いや、「人類」を滅ぼす事。それが「同士」の目的。
・・・完全な平和は、人が居ない地でしか有り得ない。
彼等は「同士」を裏切り、この星の為に自分達で新政府を立ち上げようとしていた。
そして新政府の指導者は―――ミハエル。
ミハエルは、まだ悩んでいた。迷いがあった。・・・言い換えれば、ミハエルはまだ「カギ爪の男」に洗脳されきっていない。
しかし「世界に平和を」信念は確固として持っている。だからこそ、新政府の指導者に相応しいと。・・・それは正しい判断だろう。
たまたま入ってきた研究員を射殺してしまう整備員。
―――世界の平和の為なら、恐怖や力で統一してもかまわないと言うが・・・銃を握ったその手は、震えていた。
仕方がないと思っていても、やはり「人を殺す」という事に耐えられないのだろう。・・・それが当たり前だろう。
どんな理由が在ろうと、人を殺す事を何とも思わない人はいないだろう。
「話し合い」の為に、反乱現場にやってくる「カギ爪の男」とファサリナ。そして護衛達。
反乱者達の要求は、「幸せの時」の詳細と、計画の変更。のめない場合はミハエルを殺すと。
だが、「カギ爪の男」の返答はNO。詳細を話す事は問題無いが、計画の変更は絶対にしない。とのこと。
反乱者達は何万回シュミレートしても、出てくる結果は「人類の虐殺」だったいう言葉に、「何万回で諦めちゃダメです。最低、何億回でなきゃ」と反論する「カギ爪の男」。
どうやら、整備士達の『勘違い』は、ヨロイの事しか念頭に置いていなかった事らしい。―――確かにそれは間違いだ。「カギ爪の男」はBC兵器も使う気なのだから。
ただの誤解だと分かってホッとする「カギ爪の男」。
誰も殺さない。何も壊さないと言う「カギ爪の男」
たぶん本当なんだろう―――カルールの故郷の様な世界になれば。
話し合いをしようと言う「カギ爪の男」。しかし詭弁を弄する奴とは話せないと拒否。
・・・話し合おうと、穏やかな瞳のまま、銃を握った手を右手で包み込み・・・その骨を砕く。
異常な力で包容し、その義手を背中に突き立て肉を引き裂いていく「カギ爪の男」。
「逃げろっ!」と、仲間達に叫ぶ男。そして、その言葉を最後に息を引き取る。
手を離し、男に語りかけようとするが・・・そこで始めて、男が死んでいる事に気付く。「また、やってしまった・・・」そう呟く「カギ爪の男」。
―――「カギ爪の男」には悪意が無い。本当に罪悪感を感じている。
しかし、本人にとっては『事故』が起きたぐらいなのだろう。
しかも、「また」だと? ・・・こんな感じでエレナやシノも、こんな感じで殺されたのかもしれない・・・
ラク*1で逃げ出すムッターカと他2名。
それを追うのは、サウダーデに乗ったミハエル。ムッターカ達を自らの手で処分する事で、自分の迷いも断ち切るつもりなのだろう。
「昔の」ヴァンが苦戦したドラクルを、易々と破壊するサウダーデ。
その性能の高さは尋常ではないらしく、それを知っているムッターカは最後まで反撃しようともしなかった。
前回、ファサリナが使用した通路を使い、カギ爪の男の元へと向かうヴァン達。
―――全ての人が、幸せになる方法はあるかと、ヴァンに問い掛けるウェンディ。
その方法が必ず在ると信じるウェンディだが・・・
・・・そんなものは、本当に「カギ爪の男」の様な方法しかないだろう・・・

*1:第8話で出てきた龍のヨロイ