クラスターエッジ 第4話

エマ―――あくまで前回あった色んな事を「忘れる」為に休んだのか。
受け入れて、乗り越える為とかじゃないんだ・・・ヘタレめ。
やっぱり、人造兵が反乱を起こしたらやばそう。
6人で軍の施設(基地)を占拠出来るのか・・・社会のバランスが崩れそうだ。
とりあえず「剣」は戦車とかをぶった斬る為に使う様子。―――いかに切れ味が良くて、馬鹿力でも、鉄鋼とかを斬るなんて出来ない気がするけどなぁ。刃が分子何個分とかなら別だろうけど。
カールスは人造兵に人間社会で生きていけるように、『記憶』を植え付ける実験をしていた様だが・・・それって、本当に「生きていく為」だけで、「自我」を持たせようとはしなかったみたいだな。
―――なんか微妙に人造兵の人格を尊重していないぞ。
人格や個性とかより、とりあえず社会で生きていく事を優先したのか? 生きている間に「自我」が芽生えると。
確かに、「記憶のコピー品」であるクロムは、カールスが居なくなってから「自己」を形成し始めている様だけど・・・
やっぱりアゲートも人造兵だったのか。しかも「特別」な個体らしい。
・・・まだ「あれ」でも、力を制御している方なのね。全力を出せば殴る必要も無いのか。